「政権交代は医療界の活動の延長にあるもの」-民主党・梅村聡参院議員
民主党の梅村聡参院議員は17日、今回の政権交代は医療界自身が活動してきたことの表れとした上で、「政治は皆さんが咲かせた花に水をあげる役割。民主党は政権交代したばかりで、見ていてじれったいところもあるかもしれないけど、温かく見守って頂きたいと思います」と語った。(熊田梨恵)
ロハスメディアの取材に対し、今回の政権交代の感想を次のように語った。「これまで事故調一つをとってもみんなの運動がありました。シンポジウムが開かれて、その中で民主党の議員も参加してきました。"大野病院事件"をあそこまで大きな動きにしたのは皆さんの活動です。医療志民の会もできました。僕が国会で質問した(医師の)労働問題の『パンドラの箱』もそうで、一人の先生を僕が"引きずり下ろした"からできた話です。秋にあった大きなシンポジウムでも国会議員が傍聴に行きましたが、今までだと考えられないことだと思います。ようやくワクチンの輸入も見えてきました。医療界の皆さんが中心になってやってきたことで、少しずつ光は出てきているんです。10年前と比べたらすごい時代になったと思います。政治は、皆さんが咲かせた花に水を上げる役割で、種を大切に守るのが僕らの役割。政治は僕らのパートナーです。政権交代はこの1カ月ぐらいのことで、皆さんが長い間やってきたことの延長線上にあるもの。皆さんが花を咲かせて、芽を出してくれた事の結果です。医療はみんなが心の中に理想を持っているけど、ちょっとずつずれている。その"中心軸"を合わせようとしていこうとしていっている。その意味で、医療が『これで終わり』ということはないんです。今はまだ見ていて、じれったい思いもあるかもしれませんが、温かく見守ってい頂きたいと思います」