ご報告

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年01月28日 23:59

大野病院事件初公判の
ご報告が遅くなり申し訳ありませんでした。
傍聴に成功した医師がいたらしいという情報を得て
その方のブログに傍聴記がアップされるのを待っておりました。


で、法廷の中がどのような雰囲気であったかは
上記ブログをご覧いただければ十分と思います。
どうやら当方の一団とニアミスしている模様です。
(「福島駅から裁判所へ向かって前を走っていたタクシー2台」は我々だし
 傍聴券を求める列でも
 我々の仲間は「佐藤医師」のすぐ後ろに並んでおり
 「2番の学者肌の人が当たっていた」と言っていました)


よって今回は佐藤医師が書いてない法廷外の部分に絞って
ご報告いたします。


8時10分、JR福島駅からタクシーに乗って福島地方裁判所に到着。玄関前に既に報道陣が20人ほどいて、うち何人かは車から降りる全員の写真を撮影。後になって誰か大物が来ていたことが分かった場合に備えての「押さえ」と思われる(カメラマンの基本動作)。少し辺りをきょろきょろ見渡していると、左腕に「裁判所」の白い腕章を巻いためがねの男性が「傍聴券ですか?」と声をかけてきて、庁舎裏の駐車場へ誘導される。

白いビニール紐5本で6分割されていて、「ナンボ何でも大げさな」と思う。

抽選は9時15分からで、ただジッと並んでいても仕方ないので、裁判所の周りを探索。地元テレビ局の中継車が1台来ていて「おっ中継するんだ」と思う。


8時40分に庁舎裏へ戻ってみると、列が1本できており、私の7人ほど前に佐藤章・福島県立医大産婦人科教授が上着のフードをすっぽり被った状態で小刻みに体を揺すりながら立っていた。「この程度なら入れるかな」と思ったのも束の間、列が見る見る膨れていく。
記者クラブ加盟のマスコミには、1社1席用意されているのだが、裁判の途中でレポートする必要がある場合などは複数人数を入れたいので、各社10人から20人程度は動員して傍聴席を取りに行く。どうやら、その部隊が相当混ざっているようだ。また、どこから見ても刑事、という体格が良くて人相の悪い10人ほどの集団もいた。看護師かな、と思われる女性たちも多い。
結局、駐車場は満杯になった。「裁判所の人も、よくここまで読んだな」と感心する。


9時15分になって、整理券が配られる。
26枚の傍聴券に対して、並んだのが349人と発表され、ざわめきが起きる。
コンピューターによる抽選は何ともあっけなく終わり、2番の次が26番で、次が56番。
佐藤教授があんぐり口を空けて、その後、何人かと声を交わしているが全員外れたようだ。
こちらも全滅。
佐藤教授は大学へ帰るという。

1人くらいは入れるだろうと思っていたので呆然として「これからどうしようか」と考えながら
庁舎正面まで戻ってくると、いつの間にか中継車が5台に増えている。
TVカメラも入り乱れて15台はあるだろうか。報道陣50人近くが二手に陣取っている。この裁判、いつの間に、こんな注目されるようになったのか、と驚きを禁じえない。少なくとも私が地方記者をしていた時には、裁判所でこんな数の報道陣に会ったことがない。
と、驚いているところへ、庁舎玄関まで乗りつけるワゴン車。検察だった。大きな風呂敷包みを降ろして建物へ入っていく。
この後で出てくるが、被告が徒歩で入ってきたのとはエライ違いだ。



後は被告の入廷を待つばかりだが、良いポジションは報道陣に押さえられているし、恐らくその角度の写真や映像はいくらでも流れるので、当方としては別アングルにしたい、と、先ほど探索中に目を付けていた裁判所向かいの市役所庁舎へ。廊下から、かなりよく見える。
と思ったら、市の職員から声をかけられる。「今日は何ですか?」「大野病院の事件です」「知事さんですか?」「いえ、産婦人科のお医者さんです」「あぁ、そんなのあったですねえ。凄い人数だからてっきり知事さんかと思っちゃった」。当方は当方で、そういえば知事が逮捕されていたんだっけと思い出す。
地元の一般の人の、この裁判に対する認識は、この程度かもしれないと思った。
9時50分になって、何やら徒歩で裁判所へ入っていく集団がいる。ひょっとしてと思って撮影しておいたら、しばらくして報道陣が散り始める。どうやら被告が徒歩で出廷したらしい。(後から確認したところ、この写真の後姿右側が加藤医師)
それにしても、被告人が来たというのに、報道陣が随分行儀が良いもんだなあと感心していたら、あとで佐藤教授から種明かしがあった。


ここまで来ると他にすることもなく
とりあえず福島県立医大の産婦人科医局へ挨拶に行くことに。
福島駅からバスで40分近く、440円。
かなり遠い。しかし、その代わり、だだっ広い。
医局で佐藤教授と少しお話して分かったことが一つ。
実は報道陣は加藤医師の顔をちゃんと知らない。
裁判所の前で加藤医師に対して妙に行儀が良かったのも、そのせいらしい。

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コメント

トラックバック有り難うございました。
 「我々の仲間は「佐藤医師」のすぐ後ろに並んでおり「2番の学者肌の人が当たっていた」と言っていました。」
 実は、私の後ろにいた皆さんが、「佐藤先生入れるかな」と話をしていたのが聞こえて、恐らく佐藤章先生が中に入れるかどうかを気づかっているのだろうと思っていました。
 数人いらっしゃったので、「自分が抽選に当たらなくとも、この『一団』の中の人が誰か当たるだろう。そのときは、「モナリザ」はその人に依頼して、加藤先生に渡してもらおうと考えていました。
 「学者肌の人」と評されたのは、生まれて初めてで少し恥ずかしいです。

>川口様

お写真入りで詳しいご報告をありがとうございました。
また早朝から遠路お疲れ様でした。

「紫色の顔の友達を助けたい」先生のブログのご報告もあわせて読ませていただきました。

ちょうど、小松先生の『医療崩壊』を読み返していたところだったので、考えることが多く、頭の中が飽和状態です。

>佐藤先生
コメントとトラックバックありがとうございました。
先生に傍聴していただけたのは
まさに「天の配材」としか言いようがないと感じております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

>真木様
この訴訟はかなり長引くと思われますので
考える時間はたっぷりあります!
今後もご注目いただければ幸いです。

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