最高顧問 |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年01月28日 22:40 |
今月上旬に
院長のお母様が老衰のため永眠されました。
享年93歳。
院長は私に
「お母さんを大事にしろ」
と口癖のように言ってました。
それを誰よりも実践していたのが、
院長自身であったことを
病院の古い職員の多くが知っています。
近親者で密葬を済ませ、
ご実家のある地で共同葬儀が執り行われます。
新聞告知で葬儀委員長のお名前を見て驚きました。
その方は、県の超大物政治家。
病院の最高顧問という、
初めて目にする役職まで付いていました。
現在、
院長も病院事務も葬儀一色で、
「当日朝、病院から大型バス数台を出して向かう。
席にまだ空きがあるから来ない?」
と退職組みの我々にも声をかけていた事務長の言葉に納得しました。
組織が主催する葬儀とは、
こういうものなのでしょうか?
コメント
お葬式ねえ~葬式と言うのは本人の時よりも本人の連れ合い、また家族の時の方が会葬者が多い物ですね。
久し振りに釈尊を引き合いに出しますが、
釈尊が80歳でお亡くなりになられた時、
弟子に向かって、私の死に関わらず、お前達は修行に専念しなさいと言い聞かせたそうです。
死は自然界のごく自然な出来事の一部、
人の死を政治的には考えたく有りませんね。ごく個人的な考えです!!
>m,n.さま
まったく同感です。
人間、生まれるときが受け身であるように、最期のときも受け身であると思うんです。
葬儀委員長や喪主の顔を立て、ご挨拶をするための会葬ではなく、あくまでご本人を偲びお別れするものだと思うのですが・・・
だからなぜか空しくなってしまいました。