新薬競合

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年06月23日 22:06

先日のリウマチ外来で、
新薬の話題が出ました。

おそらく今年度中に、
新しいリウマチの新薬(2種)が承認されるそうです。

(この内容は、リウマチ友の会茨城支部総会で講演してくださった
住田教授のお話にもありました。)

うちひとつは、自己注射投与で、
調合済み注射液がセットされています。
(現在私が投与しているエンブレルは、
自分で調合して注射液を作ります)

さらに新薬は2週間に1度の注射でOK。
(エンブレルは1週間に2度の注射)

お値段は1本10万円程度。
(患者負担分は3万円:1ヶ月6万円也)
これは現在承認されている他の生物学的製剤と同じ程度。

新薬の難点は、
すでに調合済みなので、保存状態を保つために酸性が強くなっているそうで、刺して注入するとき、猛烈に『痛い』のだそうです。
現在治験中も、思わず唸り声を上げる被験者もいるとか。

この新薬登場に対抗すべく、
現在承認されているお薬も改良を重ねて、
市場拡大にしのぎを削りあっている模様。

患者としては、選択肢が増えることは有り難いですが、
副作用の具体的症例や、
自分の症状により安全に正しく処方される薬はどれかを知りたいと思います。

そして、何より価格を下げてもらいたいのが切なる願いです。

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コメント

真木様、
リウマチ、本当に難病ですね。ルノア-ル、ル-ベンス、彼らはどの様にして痛みと闘っていたのでしょう、
薬の無い時代なので、想像が付きません。
自己注射をされておられるご様子ですが、ある日、何か新薬を処方したら、それで完治、そうなる日を心より待ち望んでおります。

>M,NAKAMURA。様

ご送付いただきました医療講演の映像を拝見し、教授先生のスライドの折々にルノアールや、ルーベンス、マリア様の肩を抱く手が変形していたり・・大昔からの疾患であることを認識しました。

ルノアールは手に筆をくくりつけて描き続けたとか・・

私などは、あの痛みが永遠に続く日常には、絶望しか見えなかったので、神業だと思ってしまいます。

映像は、原因となる遺伝子の解明、リウマチが治る未来を語っているように感じました!!

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