患者さんの活動・その1(がんと経済負担)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年08月11日 23:07

この14日に国立がんセンター中央病院で院長主催の講演会があるそうです。
テーマは『患者の経済負担を考える』。
講師は今現在も重い医療費負担に苦しんでいる患者さん3人です。
興味のある方はふるってどうぞ。

日時:2009年8月14 日(金)18時-20時 場所:東京都中央区築地5-1-1 国立がんセンター中央病院管理棟1階特別会議室 http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/consultation/access.html

参加無料、一般からの参加も自由です。
参加事前登録:ncchtouroku@gmail.com

***プログラム***

●「グリベックの経済負担」 志村大輔
http://medg.jp/mt/2009/03/-vol-47-cml.html
http://medg.jp/mt/2009/07/-vol-165.html

●「卵巣がんにおけるドラッグ・ラグ」
卵巣がん体験者の会スマイリー代表 片木美穂
http://medg.jp/mt/2009/08/-vol-177.html
http://medg.jp/mt/2009/07/-vol-167.html

●「医療制度に阻まれた私の混合治療」清郷伸人
http://medg.jp/mt/2009/08/-vol-175.html
http://medg.jp/mt/2009/06/-vol-148.html

●総合討論 
新しい治療薬剤の登場などにより、がん診療の治療成績は年々向上しています。しかし、高価な治療薬剤や、薬剤を保険適応外の効能・効果で使用する適応外使用、保険適応と自由診療の問題などについての議論も必要とされます。今回は、がん治療における経済負担について患者の立場から講演して頂きます。

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コメント

癌患者さんに発言させたら
「国は金を出せ! 命が大事だ!」
というに決まってます。

同じことを街頭で、ハローワークに集う人に言えば
「国に金を出せるか! 生活が大事だ!」
と言うことでしょう。

癌患者は、「保険料負担<<<保険による補助」となることが決定しています。
癌になる前に癌保険に入って支払ってなかった人が、癌になってから保険に加入できるでしょうか?支払いを要求できるでしょうか?
そんな『保険』があったら教えて欲しいです。

何故か相手が国となると、無茶な要求をする人が多いのに驚きます

生活レベルを落としたくないだけで、過剰な助けを要求するのは「保険」の仕組みを誤解しています。

医学的に効果が確認されてないリンパ球療法を保険診療にすることなんかは、論外です。

今後は、効果は限定されているけれど価格は無茶苦茶高く、副作用が使用限界を決めない免疫療法が沢山でてくることでしょう。
医療費を、救急医療、産科医療、小児医療に振り向けなくて良いのでしょうか?
医療費に回る分を、介護、生活扶助に回さなくて良いのでしょうか?

出所は全て、国民が広く供出する税であり、保険料です。

国と言えば、金を出せと要求するのに躊躇はないようですが、
私が払う税金、保険料は、賢い使い方以外は、許したくありません。

Med_Lawさんのおっしゃることには総論賛成です。

ただグリベックの経済負担が辛いのは確かだと思います。

病名ごとの対応というよりは、高額医療費助成制度の改善を図ると良いと思います。経済状況や年齢などに応じた調整です。もちろん保険診療の範囲内で、です。

説明不足で申し訳ございませんが、これぐらいで。

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『患者の経済負担を考える』 (2009年8月15日 20:41)
 最後にもし良いアイデアがあったら教えてもらいたいことがある。一つは住宅ローンの問題。貸す方からするとリスクが高く見えるのだろうけれど、主治医が大丈夫だと一筆書いてもダメだったという。現状では病気を隠してローンを組むしかない。
【ロハスメディア】
https://lohasmedical.jp/news/2009/08/15204133.php#more
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なぜ病気だとローンが組めないかと言えば、返済の可能性が低いから。
当然の経済原理です。

病気であるとローンが組めないと契約にあるのに、隠していたら詐欺じゃなかろうか?
主治医が大丈夫と診断書を書くのも無責任だなぁ
住宅買うのに10年ローンということはなかろうに・・・・・

病気で収入の10%を超える位の負担で顎を出している人が、ローンを組んで家が欲しいという・・・・orz

住宅ローン30年組めると自信のある人に、どうして医療費のこれ以上の補助がいるのだろうか???

他の人が扶助してくれている医療費を増やしてもらって、自己負担を減らし、その挙句に浮いたお金で資産形成を考えているって、やはり自己中心的な考え方じゃなかろうか?

本来は、医療費に10%、後、働けなくなった時のための貯えが20%、残りの70%くらいで生活することを考えるべきなのに、経済観念が間違ってる。

この手の人って、いつも自分は不幸な被害者だから、自助のことは考えないのだろうなぁ・・・・

全く同情する気が起きません



Med Law さんの言いたいこともわかります。

一方で、癌患者さんの言うこともわかります。

大切なのはお金を中心に考えるのではなく、出来ることをする、という考えではないでしょうか?

癌患者さんは、癌になったということで精神的にも辛いです。その人に自分のXXを使ってあげませんか?

ある人は時間を使って話し相手になる事ができる
ある人は力を使って歩くのを手伝うことができる
ある人はお金を出すことができる
ある人はメディアで伝えることができる

何もしないという選択もあるかも知れませんね。
その人は、何もしてもらえないでしょうね。

Med Law さんはお金を使って欲しくないという意見ですね。
でも、お金ではなくても何かをしてあげられませんか??

人に何かをする。それは、行為をした人をいやしていると言われています。Med Law さんが誰かのために何かをすれば、それが Med Law さんの癒しにつながりますよ

そういう考えはおかしいでしょうか??

Mさんの話は、全く実のない提言ですね(笑)

>大切なのはお金を中心に考えるのではなく、出来ることをする、という考えではないでしょうか?

これを贅沢できないとボヤイテいたり、資産を残せないと嘆いている患者さんたちに伝えてあげてくださいませ。

収入が無く、もっと辛い病気にあえいでいる人に、有効にお金を使ってもらえるように考えてくださいませ

もう一つ、ツッコミを入れると、優遇されている健保組合を潰して、皆で保険を支える仕組みに変えていくことが本来必要です。

ここでボヤイテいるCMLの人は、なぜ健保組合だったら還付金が多くなるのか、扶助が手厚いのか考えてみて欲しい。
健康な人が、そうでない人を支えて欲しいと願うなら、健保組合なんて仕組みを潰して、抜け道なく病める人を支え合う仕組みに変えていく必要性を理解してもらえると思います。

志村大輔さんの何か良い方法があれば、との問いかけに
応えるのにこちらで良いのか迷いましたが、他にないので
書いてみます。

 職業に就くことは、生活すべての意味において意義のあることです。
私自身のことでいうと、年をとったこと、シングルマザーになったことなど、ハンディが増えるほど、良い労働者になったと言えます。
若くて、自由な時は雇ってもらえることの感謝もありませんでした。

 
 もちろん何か問題が起きた後、仕事をするモチベーションがあがっていることが条件となりますが、ハンディがあるほど良い労働者になる、当たり前のことの感謝出来ることをアピールしていくことです。

 私は今、恵まれた状態で仕事をしていますが、離婚から突然仕事に復活せねばならない中で、シングルマザー専用の就職サイトなどあることをしりました。また日経新聞にいつも求人がある会社があるのですが、母子家庭の人に住居を提供し、資格をとるまで支援するという会社があります。

 直接確認はしていませんが、想像ではおそらく経営者が母子家庭で、そうした家庭を助けようというのが一番考えられることです。

 一番早いのはこうした経営者を探すことです。同じハンディキャップでなくとも、話は出来るはずです。

 性善説を信じて進むということになりますが、私自身これから経営者になったら、自分と同じような境遇の人を積極的に雇おうと思います。それは自分を助けてくれる人が実際に何人もいたからです。
その人にメリットになるわけでもなかったはずです。

 「PAY IT FORWARD」という映画をご覧になったことがありますか?PAY IT FORWARDは自分が何か良い事をしてもらったら、してもらった人でなく違う他人3人に良い事をしてあげる、というシステムです。こうすれば絶対良い世界になると。

 強く信じましょう。私は骨髄バンクに今年中に登録にいきますよ。


 

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