病院と診療所の外来は「同一の医療サービス」? ─ 再診料の議論開始 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年11月09日 08:47

 再診料をめぐり、病院と診療所の外来診療が「同一の医療サービス」といえるかが問題となぅている。中医協の支払側委員は、「同一の医療サービスを受けた場合は同一の料金にすべきというのが基本」という姿勢を前回改定から崩していない。(新井裕充)

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病院と診療所の外来

みなさん一度受診され、またご自身がそれぞれの場で診療された方がよいですね。頭の中で議論しても分からないのでしょう。
病院と診療所の外来は本質的に違うものです。設備のないところで診療を行うのは勇気がいります。確定診断に至らない中、どのように説明するか、病状の変化についてどのように予測し、その対処をどう指導するか、今日の診療の満足してもらいまた来てもらうように、あるいは少なくとも悪い評判を建てられないようにする、などなどです。一方病院では確定診断に対して大きなプレッシャーがあります。見落としは絶対にできないが、それほど心配すべき病態ではないと予想した際に、どこまで検査するか、患者さんにどう説明するか、などなど初診の際の力点が明らかに違います。これが再診になると、診療所では依然として確定診断への不安が残ると同時に初診と同じく患者さんの満足に大きな比重がありますが、病院では患者さんの満足への比重はかなり小さくなります。この結果、診療所ではインフルエンザの只中をのぞいて3分診療なんて考えられませんが、病院では当たり前のように考えている医師もいます。医療そのものの質というか、正確性という点ではどちらも個人差があまりに大きくて判断困難です。良い医者を自分で見つけるしかありません。質の評価をこれまで避けてきたから仕方のないことですが、外来患者数でも面談時間でも薬の使用量でも測れないことだけは強調したいと思います。

患者の誘導
再診量の差だけではなく、管理料でも大きな差がつき、33円の差ではないことを理解してもらいたいと思います。また患者さんにとっては診療費をかかわった医師の人数で割り算したものが大きな意味を持っていることを理解してほしいと思います。

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