日本脳炎ワクチン接種

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年11月14日 12:32

一昨日、トントンのクラスで
新型インフルエンザ感染児童が新たに4名になり、
昨日から2度目の学級閉鎖です。
(このため2学期終業式と3学期始業式の午後は振替授業だそうです)

今回、座席の前後お友だちが同時に新型に罹患したにもかかわらず、
今のところは元気なトントンですが、
一週間前に季節性インフルエンザワクチン2回目を接種したとき、

かかりつけ小児科医が、
母子健康手帳の予防接種欄を眺めながら

「この方は日本脳炎のⅡ期がまだね。
積極的に薦めていないので、知らない人が多いけれど、
ちょうど年齢もあてはまる(13歳未満)ので、打っておいてもいいですね。
ワクチンの在庫も少なくなっているから、保健センターに問い合わせてみて」

とのこと。

新型インフルエンザワクチン接種時期で頭がいっぱいだった私にとっては
驚きの盲点でした。

1歳になり保育園に入って一週間と経たない間にもらってきた水疱瘡で、
本人はもちろん、仕事復帰直後の親も悲惨な状況に陥ったので、
その後、必要な時期に予防接種は全部打ってきたという自負もあって、
抜けがあったとは、とちょっとショックでした。

(母子健康手帳の予防接種欄は全部埋まっていたはずなのに・・・)

母子手帳.JPG


すぐに母子健康手帳を持って保健センターに出向くと、
翌日、市の保健福祉部健康増進課から、
日本脳炎予防接種依頼書類一式が速やかに届きました。

説明書を読み、必要書類を整えて、
季節性インフル2回目接種から一週間経過した昨日、
日本脳炎のワクチン(マウス脳由来)を接種してもらいました。

市の補助で無料でした。有り難いことです。


ただ、健康な子どもへの新型インフルエンザのワクチン接種前倒しについて、
茨城県は開始時期を当初のまま変更しない方針なので、
こちらはしばらく後になりそうです。
(よほど不安そうな顔をしていたのか)
かかりつけ医の受付女性が、

「大丈夫ですよ。すぐは無理でも、絶対みんなに打てますから」

と言ってくださって心強かったです。

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コメント

新しい日脳ワクチンはマウスではなく、サル(VERO)細胞由来ですよね?

マウス脳由来の旧ワクチン接種者には、
Vero細胞由来の新ワクチンの接種を勧めない、
という方針になったので、
1期を旧ワクチンで済ませているお子さんは、
2期を旧ワクチンでするしかないんですね。

日本脳炎ワクチンは、勧奨接種はなされていませんが、
定期接種の時期に接種を受ける場合は、
扱いとしては定期接種で、費用負担が軽いらしいです。

旧ワクチンの在庫もかなり減っているようですので、
かかりつけの先生が気づいてくださって、
良かったですね!


日本脳炎ワクチンについては、
興味深いコラムがありましたので、
ご紹介しておきます。
日本脳炎にしても、新型インフルエンザにしても、
これを機会に、日本のワクチン行政の、
世界標準からの決定的な遅れを、
取り戻していくような、
国民的な議論を深めて欲しいところなのですが、
政権交代も絡んで、結局小手先の対応になりそうで、
残念でたまりません。
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http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090427/149538/?P=1

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