子どものかかりつけ医を探せ! ~吹田編①

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2017年04月17日 12:59

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私は産前休暇に入ってから、大阪府吹田市に引っ越した。吹田市を選んだ理由は特にない。結婚が決まってから夫と新居を探したが、夫の通勤圏内で住環境のいいところなら大阪府北部辺りと聞いたこと。路線を考えて不動産屋を回った時に、たまたまいい物件が吹田市にあったというだけだ(もう一つ悩んだのが豊中市の物件だったので、選択が違えば今のような状況ではなかったかもしれない)。

つまり、全く知らない地域のため土地勘はなく、知人友人、親戚もいない。こういう状況の中で、子どものかかりつけ医を探さなければいけなかった。

出産は済生会吹田病院。妊娠当初に主治医だった亀田総合病院(千葉県)の先生から、吹田周辺でいくつか紹介されたうちの一つがそこだったので、決めた。自宅から車で10分ぐらいだったし、NICUもあったので何かの時には態勢も整っているだろうと思ったからだ。

子どもの一か月健診は済生会病院の小児科だった。別の小児科でも受けられたのかもしれないが、同じ病院の方が安心だと思っていたので、済生会で受けることしか考えていなかった。

出産してから吹田市の保健師訪問を受け、予防接種や健診、地域の子育て情報などについて教えてもらった。そこで、改めて怒涛のように予防接種があることを知り、産後4か月に健診があることも知った。

リビングの椅子に座って保健師の説明を聞き、予防接種はどこで受けるのがいいのかという話をした。その時も、予防接種が可能な医療機関の一覧をもらい、該当する地域の医療機関をマーカーしてもらった。

ほかのお母さんたちは、やはり近さや評判など、それぞれ様々な条件で選んでいるという話だった。ママ友に会うことがあれば、評判を聞いてみてもいいと思うと言われた。しかし、当時の私は引っ越してきて数か月で、もちろんママ友などいない。保健師に直接どこがいいかと尋ねてみたが、立場上どこがいいとは言いづらいのだろう、あまりはっきりとは教えてもらえなかった。ただ、それぞれの医療機関の簡単な評判のようなもの聞けた。

当時の私は産後あまり体調がよくなかったので、助産師の話を聞いてからも数日は資料をそのままにしていた。産後から目の焦点を合わせづらくなり、小さい文字を読むと目が痛くなったので、資料を読み込んで考えようという気が起こらなかった。考えるのも億劫だった。

それに、目の前の小さな赤ちゃんのお世話や、初めての母乳育児でいっぱいいっぱいになっていて、睡眠不足でいつも頭が朦朧としていた。しょっちゅう片頭痛を起こして動けなくなっていたし、予防接種のことなんて考えるだけでしんどかった。

とりあえず、2か月が近づいたら最初の予防接種を受けないといけないので、その頃になってから考えようと思っていた。

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