改めて考えよう。がんて何?
がんの予防どうすればいいの?
本当に基礎的なことしか説明してきませんでしたので、まだまだ知りたいことだらけだと思います。もう少し細かい話は次回以降に譲り、最後は予防法について説明します。
がんのリスクを下げる方法は、左表のようにいろいろと提唱されています。しかし、がんのリスク要因の中には加齢など避けようのないものもあり、これを心がければ絶対に発症しない、という方法は残念ながらありません。
こう読んで落胆するのは、まだ早いです。説明してきたように、多くのがんが初期ならば根治をめざせるものです。早期発見・早期治療が、生命を守る意味では立派な予防になります。とにかく早く見つけるためにも、定期的に検診を受けるよう心がけましょう。 ただし、検診で100%見つけられるというものでもありません。日々の体調管理をきちんと行い、何か体の異変に気がついたら、怖がらず面倒がらずに受診することが大切になります。
また、万一がんと診断されてしまっても、まだ時間は残されているし、道もいろいろあるものです。まずは情報を集め、落ち着いて判断するようにしましょう。
がんを防ぐための12ヵ条(国立がんセンターサイトより)バランスのとれた栄養をとる 毎日、変化のある食生活を 食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに お酒はほどほどに たばこは吸わないように 食べものから適量のビタミンと繊維質のものを多くとる 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものは冷ましてから 焦げた部分はさける かびの生えたものに注意 日光に当たりすぎない 適度にスポーツをする 体を清潔に