ピアノ

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年07月17日 16:51

もうすぐ9歳になる一人娘がいます。

彼女の現在一番の取り組みは、7月23日に開催されるピアノ・コンクール予選に初出場すること。
早朝、夕方と練習に余念がありません。

でも、彼女はピアノのレッスンを辞めたくて、頑張っているのです。
自分で「出たい」と言い出したコンクールですが、練習は辛くて面白くないらしく、万が一予選通過、本選通過、まぐれで全国大会まで進んだら、「ピアノは辞める」というのが、目下の親との約束事。
目を血走らせて意地で弾いています。

だから、見ているほうも、ついつい声を荒げてしまうのです。

ピアノといえば、地域医療連携室の室長を兼務する元上司は、病院副院長でピアノが趣味、というより
音楽が“本業”でした。
病院医療法人の「法人歌」を作詞・作曲しました。
(これ5番まであって、朝礼で流し、忘年会では副院長の生ピアノ伴奏で必ず歌います。入職式でも事前にCDに焼いて、新人は練習必須!)
開放型病院の認定を取得して登録医会を開催したときは、地域の先生方と合唱団、ミニオーケストラを結成し、深夜に及ぶ練習をされていました。おかげでたいそう和やかな雰囲気になったものです。

病院を離れた後、この先生から、ピアノの発表会の案内だけは欠かさずいただきました。
(『この春から急性期特定病院加算がスッパリと無くなってしまって、紹介率は地域支援病院の要件以外には、あまり重要視されなくなり、地域医療連携室は無用の存在とばかりに、スタッフが医事課へ取り上げられてしまいました。まったくやる気をなくします。』というコメントつきです)

年末や夏に、副院長の自宅で飲み会をすると、必ずピアノ。(というより、ピアノが弾きたいので、外のお店には行きません。ピアノを弾かない人には、だんだん辛い時間になってくるのですが・・)

連携室の元スタッフの男性も、ピアノに熱中していて、彼は楽譜が読めないのに、ショパンの『幻想即興曲』や『子犬のワルツ』を弾きます。時間ができると自宅の電子ピアノで片手づつ、時間をかけて覚えるのです。今度は『皇帝』にも挑戦すると意気込んでいます。
(昔、DJやってたそうで、音楽的センスがずば抜けているのです。でも魔法使いのようです。)

副院長先生も、電子ピアノの君も、みな楽しそうなんだけどな。

わが娘、いつになったら自分から練習するのやら・・・

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