「最近、長靴履いていますか?」のお話

投稿者: | 投稿日時: 2006年07月21日 18:58


森の中から五味愛美です。

各地で雨による災害の報告がテレビで届き、心配をしております。
みなさんのお住まいの地域はどのような状態でしょうか?

ここ山梨県の清里高原は雨の影響であちらこちらで道が小川化しているものの大きな被害はなくほっとしている次第です。今日は「雨の森へ出かけてみよう」というお話。雨が降っているとどうしても室内で過ごしたくなるもの。でも、ちょっと装備を整えて外に出てみると大きな気分転換になります。

雨のお散歩に出る前、まずは玄関にタオルを用意してします。
 (もし、遊びすぎてびちゃびちゃになったら大変です☆)
そして、帰ってきてから暖かいお茶でも飲めるようにお湯の準備をしておくといいですね。
 (水遊び?は体が冷えますもの)
お風呂の準備もいいですね。 
 (ここまで準備したら、遊ぶ気満タン☆準備満タン☆)

さぁ、雨の中を出発です。
傘を持って、カッパを着て、そして一番大切な「長靴」を履きます。
「装備」はいろんなものがありますが、いちばんのオススメは「長靴」。
しかも、跳ね返しとかを気にしなくてもいい感じのちゃんとひざ下ぐらいまで届く長靴です。

私は森の中を案内するガイドの仕事をしていますが、この「長靴」の面白い傾向があるのです。
大人の方に長靴を貸出しして履いていただくと、たいてい「うぁ何年ぶりだろう?長靴なんて!」って声が上がります。そして森へご案内するのですが、多くの皆さんは長靴を履いても水たまりを避けるのです。
いつもの癖でしょうか?
長靴を汚さない配慮でしょうか?

私は声を大にして言いたい。
ぜひ水たまりのある日は、水たまりに入ってください。
ちゃぷちゃぷとした音の感じ。
長靴の底から伝わる水面の感触。
水たまりに映る自分の姿と空の色、そして木々の色。
ちゃぷん、とすると景色がゆがむ面白さ。

この非日常体験を雨の日にぜひしてみてください。
晴れの天気でないときの方が(天気の悪い日の方が)「非日常体験」が出来ます。
一種の転地効果があります。

いつもピカピカにしているハイヒールや革靴を「長靴」履き替えて、森や公園を歩きにいきましょう。
「あー靴が汚れる」「すそがぬれちゃう」・・・長靴を履くとそんなことを気にしなくていいのです。
その余分な気を取り除くだけで、新たな頭のリフレッシュになります。
そして心のリフレッシュになります。

大人こそ、公園や森で長靴を履くべき。
そんなふうに思うのです。

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コメント

五味さま

はじめまして。
初めてこちらにメールします。

いいなぁ、長靴!
小学校のとき、長靴はいて、水たまりの中歩くの大好きでした。
(○○年、やっていない・・笑)

私の中で、水たまりというと、アメンボなんですよね。子供心に、アメンボってどこから来て、どこに帰っていくのか、不思議でなりませんでした。
水たまりの水がなくなったら、アメンボも困るのでは・・。と思い、水たまりの水がなくならないように、如雨露で水を足してた時もありました。(笑)

長靴ツアー、ステキですね!

みなさん、こんにちは。
長靴の思い出はきっと子どもの頃の気持ちを思い出しているのかなぁって思います。

子どもの頃のそういう思い出を持っている人は幸せ者。

海さんの「如雨露で水を足してあげた」って、なんて素敵なエピソードでしょう!子どもって直感的で素敵だな、かわいいなって思います。

そういうことを思い出すだけで心がほぐれます。

五味さま、はじめまして。

昨日、地域のお祭りの前夜祭に、日中大雨で、参加した小学生のほとんどが長靴姿でした。

ハッピに長靴、ぴちゃ@ぴちゃ@音立てて、無邪気というか、見ているだけで心弾みました。
きっと素敵な思い出の『ひとコマ』になるんだろうなと。

その上、五味さまのコラムでさらに癒されました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。