リウマチと妊娠

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年07月21日 14:56

少子化、リウマチと生物学的製剤の話をしたので、今日は関連してリウマチと妊娠について私の場合をお話します。

結婚当初
20代前半、新しい仕事をはじめたばかりで妊娠は考えられない。

5年後
30代を目前に多少の焦り。母親になっていく友人に複雑な気持ち。
夫は子供を熱望。自ら不妊治療に取り組むほど。

30代に突入、リウマチ発症
MTX(メトトレキサート)という免疫抑制剤を服用。妊娠に最も危険な薬の一種。
痛みに対する効果は絶大、ところが半年後に急性肝炎になってお薬(MTX)は中止。
三ヶ月の入院療養。その後不妊治療を本格的に開始。
仕事に復帰するとリウマチ再燃。MTXは使えず、他のリウマチ薬も全く効果なし。
耐え難い痛みに地獄の日々。仕事、結婚生活を続けることも、困難なのかと絶望の淵に。
不妊治療も断念。

妊娠・出産
赤ちゃん.gif

5年前、第一子が3歳になり、第二子を希望
賛成:主治医教授先生→妊娠にできるだけ安全な治験薬の選択
猛反対:別病院の整形外科医→「とんでもない!一人いるのだから、欲張るな」
高齢出産のリスクと、生んでからリウマチが悪くなる可能性を強調
(この整形外科医先生には関節にステロイド注射を数ヶ月に一度打ってもらっていました)

リウマチと妊娠について、現在は妊娠が判明してから中止しても、胎児に問題ないとされているお薬や、新しいLCAP療法(白血球除去療法)という全く妊娠に影響のない治療法もあるようです。

肝心なことは、(病気を含めて)めまぐるしい環境の変化の中で、軋轢や困難を背景に、いかにパートナーとの究極のコミュニケーションを積み重ねていける関係にあるかが大切なような気がします。

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