医療マネジメント学会~京都の思い出(1) |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年08月10日 23:33 |
2002年6月下旬、医療マネジメント学会総会は京都岡崎の国立京都国際会館で開催されました。
院長は学会の理事・監事として毎年出席必須です。病院に入職してまだ二ヶ月あまりの私にとって、初めての随行出張でした。
ところが、出発予定日の朝、医道審で院長代理だったM医師が医師免許剥奪という最も厳しい処分を受けました。処分理由は
犯人蔵匿・隠避です。
前任地でM医師が病院長をしていた時に、旧知の日本赤軍最高幹部女性をかくまった罪です。
免許取り消し6名のうちM医師以外5名の処分理由は、殺人や放火、強姦障害、強制わいせつです。
院長は、全てを了解した上で、自分の病院に執行猶予中のM医師を『院長代理』の麻酔医として迎えたのです。院長は医道審の処分についても、事前に概は知らされていたようでした。(ただ医師免許取り消し処分は想定外です)
早朝から、臨時医局会を招集し、医師総勢60名以上の前で、院長とM医師の話がありました。
M医師は即日病院を懲戒免職になりました。
院長はM医師を迎えたことで、それまで大学病院に頼っていた麻酔がいつでも対応できるようになり、結果手術件数が倍増し救急病院としての価値が上がったことに感謝し、M医師の医師としての手腕と人柄を高く評価し、M医師を迎えた自分の判断に微塵の後悔もないこと、今後M医師が医師として復帰できるための支援を続けることを医局員の前で約束しました。
院長とM医師の話に、涙をぬぐう若い医師の姿がありました。
つづきは次回に・・
コメント
うわあ、それこそ小説になりそうな話ですね。
でっしょ~!でも、この頃は妖怪さんは、影を潜めていたようで・・続き書きます((((^∇^))))