逆鱗(ゲキリン)~不在のポスト~その4 |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年09月28日 22:35 |
どこまでが仕事で、どこからがお遊び(プライベート)なのかよくわからないまま、
それでも総務の仕事は前職の延長線上でできることもあり、私にとっては気持ちが楽な部分もありました。(院長から突然のお呼び出しがなければ、の話ですが)
何より総務課の若手スタッフは、本当に真面目でした。
休憩する場所さえなく、自家用車のなかで食事をとったり、休みがままならず、決して働きやすい環境とはいえない中、文句も言わず一生懸命でした。
男性事務員には『事務当直』がありました。救急車の受け入れから、電話応対、カルテ出し、入院の手配や手術のコール、会計、記録まで一睡もしないで、一晩の手当て僅か数千円です。
食事も出ません。代休もありません。
その上、呼び出したドクターからお叱りを受けたりもします。
それでもみな患者に対して誠意と笑顔を忘れず対応します。
そんな裏方のけなげな真摯な底力で、病院は成り立っているのだと頭が下がる思いでした。