同窓会(2)

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年09月05日 23:01

事務長は、そのままを正直に言ってしまいました。

「私は(院長の)代理なので、預かった文章は読みます。でも、これはいつも誰のときも同じです。その後、自分の言葉でお祝いを述べます」と。

その自分の言葉が正直なのです。

「ウチの病院はみなが知っている通り、院長の言葉には逆らえませんが、二人のカズ君には是非、地域医療連携室にもどってきてもらいたいと、それは、ここにいる室長の副院長先生も強く思っておりまして・・・」

おォっ、さすが事務長と、ドサクサに紛れて私は大きく拍手してました。(立ち上がりたいぐらいでした)
あっ・・・お隣の医事課長二人に睨まれて『しまった!』と思いましたが。

地域医療連携室の影の立役者であった事務長は、(少なくとも院長よりは)新郎の人柄を的確に把握し、医事課・連携室ともに必要な戦力であること強調。
祝辞の最後に、副院長宅で飲み会をするとき、駐車場で車の中でじっと待機していた新婦を称えることも忘れず、拍手喝采のうちに終わりました。

(困る必要ないじゃん・・・最初から原稿読まずに自分で全部話したほうが良かったのに)

スピーチもピアノ独演のチャンスもなかった副院長兼室長は、ひたすらカメラ取りまくり・・・
(お嬢様がそろそろご結婚だそうで、その式場候補のひとつに入っているから、今日は沢山写真を撮って家で検討しようか・・ということでした)

秋晴れの一日、澄み渡る青空にフラワーシャワーもバルーンリリースも効果絶大。
お色直しの間、外国人道化師によるマジックバルーンのパフォーマンスも皆を楽しませ、豪華デザートバイキングや新婦のお色直しドレスの色を当てるクイズも、写真上映も・・・・最近の結婚式は、新郎新婦をメインに、洗練されているというか個性を大事にしながら商魂たくましいというか・・・ウェディング業界も目覚しく変革していること、大変勉強になりました。

大切に育まれてきたお二人の愛情が、隅々に感じられるとても感動的な楽しい同窓会、
Happy Wedding Reception でした♪  末永くお幸せに♡


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コメント

事務長、院長に対して、多少腹の虫が治まらぬ部分が有ったの
は!!、、、。、
それにしても昨今の冠婚葬祭、総て商業主義のレ-ルの上にのせられてしまいましたね。

私も過去、かなり数多くの挙式に出掛けて参りました。
古い言葉に火宅に遊ぶ子、と云う文句が有りますが、
家は既に火に包まれてしまっている。しかし家の中にいる子供達はそれに気づかず無邪気に遊び惚けている。
将に今の日本そのものを想像致します。

セ-ルスプロモ-ションの現場で長年仕事をして来た親友が、何時も悩んでおりました。

俺は資本主義の先兵だ、しかしかし金儲けに徹する事はどうしても出来ない。
この国を、国民を憂うるからだ、、、。
若い諸君達、一度大きく目を見開き、自分たちの頭で考え、自分たちの足で、自分たちの信念に向かって歩いて頂きたい。
教育と教養とは違うし、自分に取って一番大切な物は何かをしっかりと見つめて頂きたい。
この国を立て直すにはもはや上からは不可能と思う、
明治維新の獅子たちの様に、若いあなた達に
こそ、心より期待をしたい!!


腹の虫がおさまらない・・・まさに、そうです。院長に対しては、みな多かれ少なかれ・・
院長からみれば、「ざまあみろっ」ってそれが人生最大の楽しみであり、エネルギー源のようでしたが。
だから愉快???