インフルエンザ予防接種 ~アンプル編~

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年11月12日 00:40

京都の母がかかりつけの先生に、インフルエンザ接種を希望したら、

「二人一組なので相棒を見つけるか、
一人で接種したいという別の申し出があれば、すぐ連絡するので来て下さい」
と言われた、そやから毎日待ってんねん、という話を聞いて思い出しました。

インフルエンザワクチン(アンプル)は二人分(大人の場合)なのです。

さらに思い出したのが、

病院でインフルエンザ発症した翌年、
介護老人保健施設(老健)の入所者に早めに予防接種しました。

注射を打つのは看護師、
そこに立ち会って一人ひとりの身体の状況を診て
打って良いか悪いか判断するのは医師です。

これを院長がやっていました。


11月になると老健の看護師長から、秘書室に院長スケジュールの問い合わせがくるのですが、
例によって決まりません。
決めても朝令暮改の繰り返し。

諦めかけた、ある日の夕方、
突然
「行くか」
という掛け声で、
白衣を着て、ステート(聴診器)もって老健へ。
(秘書はトイレ以外同行するのがしきたり)

認知症の症状ある人が多く、
怖がって逃げる人、泣き出す人、叫ぶ人、噛み付く人、、、、
様々です。
(どうも暗くなってからというのが、いけなかったようです)

微熱のある人は中止で、逃げ回る人と悪戦苦闘の末、
最後にアンプルが半分余った時、
院長が後ろにいる私に気づいて、

「こいつにでも打っとくか」

と言いました。

「あんた、熱ないだろ」

間髪入れず、注射針は腕にチクリ・・・

後で、看護師さんにアンプルの番号を教えられ、
職員接種の前に終わったことを医事課に伝えるようにと指示を受けました。

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コメント

アンプルが2人1組というのは
初めて知りました。
また、院長先生のお話はいつ読んでも、いやはや。

ちなみに、子供(中学生未満)は、アンプル3人1組だそうです。

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