傘寿祝 |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年12月03日 23:34 |
今日は、義父の80歳の誕生日、
というわけでささやかなお祝いをしました。
ちなみに、
喜寿は77歳
米寿は88歳
卒寿は90歳
白寿は99歳
(今夜復習しました)
義父は、3年前に亡くなった義母を17年間自宅で介護しました。
自分の実母の遠距離介護をしていた義母が、
脳梗塞の発作で倒れたとき、まだ50代後半でした。
義父はこのとき、
定年退職まで一年を残し、仕事を辞めて義母の介護に専念しました。
この数年後に私は結婚したのですが、
私の知る限り義父の姿に、悲壮感を感じたことは一度もありません。
文句も言わず愚痴もこぼさず、いつもニコニコと家事一切をこなしていました。
そんな両親と年に一度、温泉に行くのが恒例でした。
晩年の義母は車椅子だったので、温泉に入るのがとても大変でした。
私もリウマチを発病してからは、義母を支えることが難しく、
もの忘れも少しあった義母は、なぜ私の腕や手に力が入らないのかわからなくて、
いっしょに着替えたり湯船につかるまでに一時間ぐらいかかることもありました。
それでも、通院以外ほとんど自宅で過ごしていた義母は、
温泉に出かけるのをとても楽しみにしていました。
手すりやスロープの設備が完備した宿泊施設を探すことは、
将来の自分への準備でもありました。
「お父さんよりも早くお迎えがきてほしい」
それが、義母の口癖でした。
義母をおくった直後、
『これからは身軽に旅行もできる』と飄々としている義父は
正視するに堪えないほど寂しそうでした。
元気で長生きをしてもらいたいと、
不良嫁は心の中でいつも密かに念じています。
コメント
不良のお嬢様、年齢がいきますと、周囲にも同じ様な事が多々有ります。私は二人の友人以外、皆、10歳ほど年長の方ばかりとお付き合いをしてまいりましたので、お話しの件、痛切に感じます。
ある知人がこんな事を申しておりました。
家内の葬儀が終わって会葬のの人達が総て消え、娘が孫を連れて帰ってしまった時の寂しさは言葉では表せない、、、。
親しければ親しいほど、別れは悲しいものですね。
義理のお父様を、思い切り大切になさって下さい!!
真木さん、ちょっと泣けました・・。
義理のお母さまはきっとお幸せだったんだろうな、と思いました。
お父様を大切にして差し上げてくださいね。
>m,n.様、 海(kai)ちゃん 様
ありがとうございます。
義母は、身体が不自由になって、どんなにか、口惜しく、もどかしかったかと思いますが、倒れてからは、いつも『お姫さま』だったんですよ・・ちょっと羨ましいぐらいに。