医学博士は医師か

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年11月26日 16:06

舛添厚生労働大臣が
日本で医学博士を取った外国人に医療活動を認めるべき
述べたらしい


考えさせられた。


外国人であることを理由に排除したらいけないのは当然だが
医学博士がどういうものか大臣は知っているのだろうか。


臨床研究すなわち医師の本来業務の中から論文を書き
それで博士号を取った人など、ほとんどいないはず。
要するに医学博士は医学の「科学者」資格であって
医療領域の資格とは全然違うものだ。
少なくとも母国で臨床経験を持たない人に
医師をさせるなど論外でないか。


でも、大臣がそんな簡単なことを知らないとも思えないので
とすると医学博士の実態を広く国民に知らしめ
「そんなものでいいのか」という議論を呼ぶための深謀遠慮かしら
などとも考えたりしてみる。

<<前の記事:いのち輝かそう    医療崩壊と司法の論理:次の記事>>

トラックバック

論文作成に役立つ本を探すならこのページ。卒業論文、学術論文、研究レポートの他、一部の書籍やビジネス文書も論文の書き方の応用であると考えることができます。こ... 続きを読む