医師不足対策 搦め手

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月15日 19:26

本日、小松秀樹先生のご紹介で
東京医科歯科大の兪剛先生にお目にかかり
こんな話を聞きました。


中国の大学で医学部を出た日本人留学生たちが
履修カリキュラムの違いから
医師国家試験をストレートに受けさせてもらえず
実質上、日本で医師になる道を閉ざされている、そうです。
日本でも名の知れた有名大学だけで100人程度はいる、とのこと。


私など、自国で養成した医師が流出するのでは
中国もやってられないのでないかと思ってしまうのですが
そこのところは、あまり問題とは考えていないようで
むしろ留学生が帰国して活躍できない方が痛い、とのこと。


クリアすべき問題がいろいろあって
なかなか単純化はできないところですが
現在の医師不足状況を考えるに
国家試験すら受けさせないとは勿体ないことは確かです。

<<前の記事:国会議員の「死文化発言」    緊急市民公開講演会:次の記事>>

コメント

兪さんと一緒にNPO法人日中医療技術交流会を運営しております陳と申します

私も彼らと北京で何度か会って話を伺いましたが、相当な覚悟と努力で頑張っています

カリキュラムの違いだけで受験資格を与えないというのは頭が固すぎるように思われますし、国家試験に合格するだけの実力があれば認めてあげればいいのではないでしょうか

今後も彼らのような医学生が増えてくるように思われますし、日本と中国の架け橋にもなれる貴重な人材だと実感しています

>陳 若富 先生
コメントありがとうございます。
今後ともご指導どうぞよろしくお願い申し上げます。

北京大学医学部4年の於保です。先日はいろいろなお話しが出来てよかったです。川口さんや陳先生のように応援して下さる方がいますと僕らもやる気がよりいっそう出てきます。これからもいろいろとお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。