産総研つくばセンターの一般公開

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2008年07月26日 22:26

トントンと産業技術総合研究所の一般公開に行ってきました。

目的は、脳科学者 茂木健一郎さんの【科学の恵み】と題する特別講演。
先着順だったので、1時間前から並びました。定員400名のホールは満席。補助席、立ち見も大勢。それでも入りきらないので、別の会議室で映像が配信されました。

朝、シンガポールから帰国後、つくばに直行された茂木先生は、
疲れも見せずラフなスタイルで講演開始。

特別講演.JPG


会場の半分近くが夏休み中の子供たちだったので、用意したPPTスライド(100枚ぐらいありました)を使用するのをやめて、全く違うお話をされました。

じっとがまんする、耐えることって脳にとってはとても大事なことなんだよ。
わからないことって嬉しいことなんだよ。

身近な例で会場の子供たちに質問しながら、その回答を生で受け止めながら、
(ホワイトボードも黒板もなかったので)パソコンにお絵かき、分数式を書きながら、どんどん話は進みます。

アハ体験やテレビ撮影の裏話もユーモアを交えて、
わからないことに耐えることが大事、わからないことはもしかしたら何百年後もわからないままかもしれないけれど、それが科学の醍醐味だと熱い語りが続きます。

4歳の女の子が茂木先生の問いかけに、さっと手を挙げ、堂々と答えます。

最後に多数の挙手の中から、
女子中学生「先生のいう『普通』ってどういうことですか?」
男子高校生「茂木先生の人生の中で一番の『変人』は誰ですか?」
という質問が。 
ちなみに後者の質問の答えは『ロジャー・ペンローズ』でした。

即座に子供たちと一体となれるお話し術は圧巻!!
あっという間の1時間、もっと、もっと話続けてといわんばかりの拍手喝采で終了しました。

ヒューマノイド・ロボットのデモンストレーションでは、
HRP-2(体長154センチ、4000万円)が会津磐梯山の民謡を踊っていました。

HRP2.JPG

ミニ・ヒューマノイドのチョロメテ(37センチ、60万円)といっしょに遊べたトントン大はしゃぎ!

mini.JPG

春に学校の遠足で行った「ツインリンクもてぎ」のアシモ君と比較しながら、お勉強!
説明してくれた研究員さんの、締めの言葉です。

「この研究をやっていて、一番良かったと思うのは、人間ってすごいなとわかることです。二本足で立つこと、歩くこと、親からタダでもらった身体と当たり前の動作がいかに神秘なことかよくわかりました」 

<<前の記事:隅田川花火    奇遇:次の記事>>

コメント

お元気そうで何よりです。
心配しておりました。
こちらは、外に出る元気も萎えます。暑いですもの。

かもしだ様
ご無沙汰しております。
ご心配いただき恐れ入ります。
暑いから、という理由にちょっと安心しました。くれぐれもご自愛くださいね。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。