デジャブ

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月20日 07:19

大阪府の橋下知事が、自身について書かれた朝日新聞社説を激しく非難したらしい
今のところは朝日新聞側の対応に余裕が感じられるのだが
内心ヒヤヒヤに違いない。


思い起こせば、もう10年以上前になる。
私が岐阜を離れた直後に
天声人語が当時の梶原拓岐阜県知事に対して「民主主義を勉強し直した方がよい」
と書いて、やはり知事が激怒
県施設での朝日新聞不買を指示し朝日社内が大騒ぎになったことがある。


当初「思い知らせてやる」と記者たちはいきりたって
知事の身辺を洗ったものの結局大したことは書けず
(ちなみに私も「なんで知事の不祥事を掴んでおかなかったんだ」と叱られた)
そのうちボディーブローのように不買が効いてきて
何カ月か後に朝日が詫びを入れて手打ちになった。


当然、朝日社内にその時の苦い経験は蓄積されているはずなので
同じ展開にならないよう祈る気持ちだろう。

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