給食で窒息の背後にあるもの

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年10月21日 17:08

千葉県船橋市(私の母校もあるところ)の小学校で
6年生の男子児童が給食のパンで窒息死したという
親御さんの胸中を思うとやりきれない。


で、さぞワイドショーが騒ぐだろう。
ただ、どうせ騒ぐなら建設的にしてほしい。
気になることがある。


パンを口に入れた時刻が午後0時45分。
この記事の記述を見る限り、パンに関しては二口目で事故を起こしている。
じゃあ給食のスタートは何分なんだ?
私の小学生時代は、給食開始は正午少し過ぎたあたりで
12時半を回るほど遅くはなかった気がする。


なぜこのような問題意識を持つかというと
川崎市の公立学校では昼食の時間が15分しかないという
トンデモな話を聴いたことがあり
川崎市だけの特異事象かと思っていたのだけれど
ひょっとして全国的にそういうアホなことが行われているんでないか
今回の事故は、給食時間の短さに起因していないか
そんなことを思ったのだ。


食育の重要性が言われて久しい。
早飯は、大人になったらイヤでもさせられる。
口いっぱいに頬張らなくても済むように
子供には、せめてゆったり食べさせてあげられないものか。

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コメント

川崎市の公立学校ってそういう話もあるんですか。
はあ、なるほど。


昼食の件で、学校ではなく、
田舎の夏の1日学童保育の現場で不思議に思ったことが…。

そこは昼食の時間が60分あるのですが、
時間内で後片付けや掃除までできるよう時間配分して食べさせていると
開始15分前あたりから他のベテランの域に入った先生が決まって、
「はい、みんなお友達見ないで食べて!食べて!」
と鞭を入れます。
(そっちが早食いだ)
特に遊んで遅いのではなくて、どう見ても普通にたのしく食べてるだけなのですが。。。

小学1~3年生を同じペースで食べさせるその作業は
まるでブロイラー工場。
夏を通してその姿を見て(困って)ましたが、どうも15分がリミットのようでした。
とても私自身15分では食べられません。
しかし、子どもたちと一緒にたのしんで食べているといけないようでした。

食べる時のたのしみが減るし、
先生もいらいら。何のために食べてるのだかと思ったことがあります。
最近の食の問題も見ていると、
そのうち、給食がサプリメントにならなきゃいいがと思います。
きょうはこれとこれ二錠ずつみたいに。
そうなると早食い+サプリ、ほんと大人の先取りになってしまいますね。

学童保育も学校も異常な時間外労働で、
先生の余裕がかなりなくなっているのかもしれません。
あと、保育園も。

みんな、おとな時間で動いていくと、どこかでひずみが出そうで怖いです。


   ※長文失礼しました

>みやっち様
ご無沙汰してます。コメントありがとうございました。
大人と子供とで時間の流れ方が違う
というのは自分自身を振り返っても納得いくところです。
それを無理に大人に合わせたら、やはり何か歪が出ますよね。

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