記者のインセンティブ |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年12月16日 14:00 |
とりあえずなぐり書き。あとで清書します。
多くの人にとって、待遇よりも、たぶんやり甲斐・達成感だと思う。
やり甲斐は「書いて載ってナンボ」。
取材だけしてやり甲斐を感じるというのでは
取材相手も会社も迷惑。
例に出して申し訳ないけれど
CB熊田記者は、今回の記事にやり甲斐・達成感を強く感じたと思う。
でも社内で評価されなければ
今後は、書く場がもらえない、載せてもらえない。
さて、評価の基準は何でしょう。
これが最も基本的な骨格の構造。
「社内」を「社会」と読み替え
「書く場をもらう載せてもらう」を「媒体が存続する」と読み替えると
より普遍的な話になります。
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コメント
中間指標という言葉があります。
社内の評価と社会の評価が一致していれば記者も周りもハッピーですが、声のでかい人の寄せる意見が、顧客を増やしてくれるかどうかは別問題です。
…まあ、顧客を増やすことを目的としているかどうかという問題の方が大きいのではありますが。
>中村利仁先生
ありがとうございます。
ご指摘のところがまさに本質で
「声のでかい人」が、現実にも「顧客」であって
その他の人は、よくて「顧客の顧客」という二次的存在
下手をすると「赤の他人」だったりします。
メディアに対して確実に言う事をきかせたければ顧客になる必要があります。
そういう意味でCBなどは、報じられる対象者が顧客になり得るので
良い方向へコントロールできる可能性の高いメディアと言えます。
前の記事のレスも兼ねて
>川口さん
CBやm3は、もともとの業種があってのメディアであること、わかりました。
で、それらの記事は良い方向へコントロールしていくことが可能であるということは、その内容が一般人の読者やマスメディアにも影響を与える可能性もあるということではないでしょうか。
メディアに対して、ただ真実だから、社内外の評価に関わらずに報道するべきというのは、一般人の医療業界への批判にも似ているんじゃないかな・・・とちょっとおもいます。
>源氏星様
ありがとうございます。
これは鈴木寛参院議員の受け売りですが
一般に情報は
業界メディア → 雑誌 → 新聞 → テレビ
という流れ方をして
媒体が換わるごとに対象者のケタが1ずつ増えていくとの理論があります。
(万人→十万人→百万人→千万人)
体験に照らしてみると正しいような気がします。
医療の場合、やっと業界メディアに「公平」な情報が出だしたというところで
もっと頑張らないと、雑誌発とか新聞発とかテレビ発とかの変な情報に負けます。