いきなり現れて「誰？」と思われた方も多いと思いますので、ざっと自己紹介を。

私は「周産期医療の崩壊をくい止める会」の事務局がおかれている東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携研究部門（なんとも長い名称です…）で、特任研究員をしています。もちろん「くい止める会」の事務局は医師の先生方によって構成されていますので、私は正確には同会の事務局員ではありません。それでも大野病院事件から「くい止める会」の結成、その後の署名活動、公判、判決、そして今日にいたるまで、事務局と同じ空間で、同じ気持ちで、事の成り行きを見つめてきました。

皆様ご存知のとおり、咋年8月20日の大野病院事件一審無罪判決から今日でちょうど半年を迎えます。判決後、「くい止める会」は直ちに検察の控訴断念を求める署名活動を行い、まもなく産科医の無罪が確定しました。そして9月からは、妊産婦死亡された方のご家族を支える募金活動を開始しています。これまで多くの方々に同会へ、そしてクリック募金を通じて、募金にご協力いただいてきました。

そこで半年という節目の今日から、少しずつ、募金をはじめとする「くい止める会」の活動、周産期医療における動き、それらをとりまく諸々の事情・状況について、皆様にここでご報告していけたらと考えた次第です。ちなみに私は現在、子育て真っ最中（男の子、“魔の2歳”）。住んでいるのは医療過疎地域とされる東京都23区東部の真っ只中です。たまにはそのあたりにも触れてみたいと思います。

お気づきの点などありましたら、ぜひコメントいただけたら幸いです。
皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。