発熱相談センターに実際に電話してみた。 |
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投稿者: | 投稿日時: 2009年05月30日 01:24 |
夕方、子どもが発熱。様子がおかしくなったときにはすでに夜だったので家で様子を見ていましたが、今しがた39度を超えたので、朝になってからの受診を考えて東京都発熱相談センター(03-5320-4509)に電話してみました。
女性が応対してくれました(こんな時間にお疲れ様です)。
「江東区在住の2歳の男児なんですが、夕方から発熱し、ずっとうんうん言っていて、今しがた39度を超えて嘔吐もありました。明日、医療機関を受診したいと思い、保健所は時間外でしたので、こちらにお電話しました。」
「わかりました。ではまず、ここ1週間から10日、海外に渡航しましたか?」
「いいえ」
「関西へは?」
「いいえ」
「では新型インフルエンザではありません。※ 明日、お医者さんでこちらに電話したことを伝えてくださいね」
「わかりました。ありがとうございました」
※のところで、唖然として、思わず顔が笑ってしまいました。
発熱相談センターって、全員が電話しなければならないほどに意味があるのか、改めて疑問を実感してしまった次第です。そこにかり出されている人も大変ですし、コストもかかっているんでしょうね。
たしかに素人の勝手な判断で「新型インフルエンザでない」と判断して、それがもとで感染が広がってしまったりしたら問題になりますから、熱があって受診しようという人全てにまず電話での相談を求めるのは、分からない話ではありません。しかし、その内容が上のようなものであると、やっぱり首をかしげてしまいます。
検疫の信頼性の話もだいぶ出ていましたが、すでに国内で人から人への感染が広がっているときに、こうして実際に「海外にも関西にも行っていなければ新型インフルエンザではありません!」といわれても(しかも関西から帰ってくる人をいちいち検疫にかけているわけではないのですから)、信じようがないと思うのですが・・・。
体験してみて、思った以上に愕然としたのでつい、キーボードをたたいてしまいました。こうした普通の感覚は、こういうときはやっぱり通用しないのでしょうかね・・・。
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コメント
>※のところで、唖然として、思わず顔が笑ってしまいました。
思わず私も笑ってしまいました。
この記事、常々ロハスに精力的に書き込んでくださる行政サイド諸氏のご感想がどうなのか早く知りたいですね。
これが北米だったらきっと電話の向こうがコンピュータメッセージで「○○の時は何番を、△△の時は何番を」という類のアナウンスが延々と続き、とどのつまりがSorry I cannot understand your message. Please dial again!などとやられて電話を切られてしまうんだろうなと、ふと想像してしまいました。(電話機に向かって随分とイライラさせられた記憶が鮮明なので)
それにしても堀米さまのお子さんは何時頃から発熱し、何時頃に発熱外来に電話をなさったのですか?
また、発熱外来に電話をするということは、堀米さま自身がお子さんの新型インフルエンザ感染を疑ったということなのでしょうが、どんなことからそうお考えになったのですか?保育所で流行っているとかですか?
参考までに発熱相談を受ける側の人のブログがありました
http://newinfluenza.blog62.fc2.com/blog-entry-474.html
御要望に応えて。
大変残念な対応ですね。
僅かな情報から、「では新型インフルエンザではありません。」と医学的な判断を断定的に行い、利用者に誤ったメッセージを伝えてしまっています。
ちゃんと丁寧に、
「いただいた情報を総合的に勘案すると、堀米様のケースでは、新型インフルエンザの可能性は比較的低いのではないかと思います。また、マニュアルでは、こういった場合には発熱外来をおすすめしないことになっておりますので、一般の医療機関の受診をおすすめいたします。」と説明し、また、
「国民の皆様の安全のため、こういった第三者による確認の手続きを踏んでいただいております。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。」
と理解を求めるべきです。
もし万が一、新型インフルエンザであった場合には、当該対応者と国を訴えれば勝訴できる可能性が比較的高いと思います。その場合には、おかけになった番号と時間は証拠になりますので、証拠保全されることをおすすめします。
・・・というのが堅苦しめの回答でしょうかね。
訂正。管理責任者は国ではなく都でした。
>もし万が一、新型インフルエンザであった場合には、当該対応者と国を訴えれば勝訴できる可能性が比較的高いと思います。
いったい何について訴えるんだね?
特に犯罪性はなさそうだから、放置して重症化させた場合の損害賠償請求あたりかね。
まあウイルス肝炎でも原爆症と認める判決を下すような裁判所だから、やって勝てないことはないかも知れないが。
今回、担当者は新型インフルエンザではないと安易に断言し、より正確で丁寧な説明をする義務を怠っています。
堀米さんがそれを信じてお子さんを一般の医療機関を受診させ、
・医師の判断が遅れるなど、適切な医療を受けられない
・他の方の感染防護が不当に妨げられる
ことが生じたら、その原因はこの担当者にあります。
Anonymousさん御指摘のように損害賠償請求は成立しうると考えます。業務上過失致死傷も視野に入るかもしれません。以前、川口さんもおっしゃっていましたが、公務員の不作為が罪に問われたケースは存在します。
堅苦しいと思われるかもしれません。説明を簡略化した方がセンターの相談業務は効率的になるでしょう。こういった説明でも特に何も感じず、むしろ、「ぐちゃぐちゃ言わずどうしたりいいかだけ教えてよ」という人も多いでしょう。だから、この担当者の対応も、気持ちはわかります。
しかし、たとえ堀米さんのお子様が新型インフルエンザではなくても、今回の対応によって実害が生じています。
堀米さんのように問題意識が強い方にこのような対応をしてしまった場合、センターが提供する情報の科学的妥当性や、相談事業自体の有効性に、不必要に不信感をもたれ、ひいては事業実施主体そのものの信頼を損なうことにもつながりかねません。また、インターネットの発達等により、個々人がきわめて容易に情報発信ができるようになりましたから、ひとたび不信が生じれば、その不信感は広く発信され、伝播、増殖し、訂正が不可能になってしまうことを想定しなければなりません。
そして実際、それが起きています。
担当者は、些細なことでも不信感を抱かれかねないという意識を持ち、手間を惜しまず、安全側の対応をすべきでした。おそらく、マニュアルには適切な対応方法が示されているはずです。
>おそらく、マニュアルには適切な対応方法が示されているはずです。
出たねぇ役所の無謬性。
こうやって手前味噌なことを言うから、余計に信用されなくなるってこともあるんじゃないのかい。
それから
>業務上過失致死傷も視野に入るかもしれません。
お願いだから熱発くらいで簡単に子供を死なせないでくれ。
2歳位までの子供に急な熱発はつきものだ。
母親ってやつぁどうも子供が熱発すると自分のせいだと思い込むフシがあるんで理性を失いがちだが、当の子供のほうは1日か2日位で解熱してあとはケロッとして元気に食ったり遊んだりしているなんてことが結構多いもんだ。
発熱外来は国内発生のインフルエンザをできるだけ発見しないためにあるものだということが厚労省の姿勢からみてとれると思います。
友人らに送ったメールより以下にそのまま引用します。
【仮説1】厚労省は新型インフルエンザを見つけて欲しくない、特に首都圏で
■仮説を支持する諸証拠
\\\"⇒\\\"につづく記載は私のコメント
▼厚生労働省健康局結核感染症課の事務連絡(09/5/24)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/05/info0525-01.html
題: 新型インフルエンザに係る症例定義及び届出様式の再改定について
宛先: 都道府県等の新型インフルエンザ担当部(局)
付記:なお、届出通知において、医師は疑似症患者と診断した場合は最寄りの保健所へ連絡することとされているので、保健所においてはその総数等を把握し、所管内の新型インフルエンザ疑似症患者の発生動向を捉えるなど活用されたい。
疑似症患者の定義: 簡易検査でA(+)かつB(-) or 簡易検査なしの場合は「新型インフルエンザに特徴的な所見等を勘案し、医師が判断する⇒症例定義参照
◎法に基づく疑似症患者として、医師は保健所に届出を行う条件
疑似症患者の定義を満たし、なおかつ当該感染症にかかっていると疑うに
足りる\\\"正当な理由を有する場合\\\"
○\\\"正当な理由を有する場合\\\"、これは\\\"都道府県等において検討する\\\"
▼症例定義についてのQ&A(5月24日)
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/05/info0525-01a.html
問1 疑似症患者と医師が判断したらすぐに届出が必要なのか?
直ちに届出が必要なわけではありません。
⇒「届出」は正式な書面での届け出のこと
⇒参考書式は、http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/05/xls/info0525-01a.xls
インフルエンザ様の症状、インフルエンザ迅速診断キットの結果を踏まえ新型インフルエンザが臨床的に強く疑われる場合は、原則、医師は疑似症患者と判断し、保健所に疫学的な情報を含めて連絡することになります。
⇒\\\"することになる\\\"のであり「連絡」しなければならないとは言ってない
医師は二通りにわかれると考えられる。A(+)であっても蔓延地への
渡航歴がない場合でもRT-PCR検査を要求して「寝た子を起こす」
危険をおかすよりは連絡しない方が良いと判断して連絡しない。
あるいは、第一発見者になってしまってもかまわないから
RT-PCR検査を要求する。
この段階では、疑似症患者ではあるものの、「感染を疑うに足りる正当な理由がある」(以下「正当な理由」とする)という要件が不足しているため、法に基づく届出の対象にはなりません。
医師からの連絡をうけ、保健所・都道府県等において疫学的な情報から「正当な理由」があるかどうかについて検討し、あるとされた場合には、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下法という)第12条第1項に基づき医師は疑似症患者の届出を行う義務が生じます。
⇒\\\"疫学的な情報から\\\"「正当な理由」があるかどうかについて検討として
おり\\\"疫学的な情報`等\\\'から\\\"と言明していない。\\\"疫学的な情報から\\\"
して疑いがない場合は、つまり当該患者に渡航歴等がない場合は
「正当な理由」が満たさないことになる。すなわち、結局のところ
海外・大阪等への渡航歴がなく、そのような人との接触歴もない
場合は擬似症例とされる「正当な理由」を満たさない!
「医師が保健所長に\\\"念のために\\\"RT-PCR検査を強く要求した」だけ
では決して「正当な理由」にはならない!!
★現場の医師が単純に\\\"A(+)なので疫学的リンクはないが念のため
RT-PCRをやってくれ\\\"と保健所に要求しても、保健所長は「正当な
理由」を満たさないとの理由で「必要ない」と拒否することであろ
う。そもそも保健所長などの役人は厚労省の事務連絡が意味する
暗黙の意図(疫学的リンク不明の患者はみつけてほしくない)を
しっかりとわかっていると推察される。それだけではなく、
保健所長には管轄下で「見つけてしまう」と経済・社会的損失が
大きくなることが既に明白なので都道府県内での第一発見をしたく
ないと本気で思う十分な理由もある。もしも保健所長が厚労省の
事務連絡の通りに「正当な理由」場合にRT-PCR検査をしなかった
ために結果的に新型インフルエンザが地域に蔓延したことが
結果的に明白になっても、「厚労省の事務連絡」の通りにした
のだと言い逃れができる!! 厚労省は意外なことに後から
厳しく批判されることを覚悟で愚劣な事務連絡をしてしまった
といえる。厚労省が「正当な理由」について文書で一切
言及することなく、「保健所の判断による」と丸投げして
いた場合は厚労省が後から叩かれる度合いは小さくなる
はずであった。発見してほしくないという本音が「正当な理由」
を文書で明記してしまった唯一の理由であろう。
海外渡航歴者とは関係ない新型インフル感染の発見が首都圏などで遅れれば遅れるほど「検疫により時間稼ぎができた」との嘘が真実味をまします。
問2 疑似症患者の届け出をした場合、必ずPCR検査を行わなければならないのか?
疑似症患者であってかつ「正当な理由がある」と判断された場合、法に基づく届出をした後、診断を確定するために原則、保健所を通してPCR検査を行っていただきます。
ただし、「医療の確保、検疫、学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針」において、PCR検査については、一定以上の患者が発生している場合、患者が発生していない地域からの検体を優先して実施するなど、その者が確定患者であるか否かが、地域で講ずるべき対策を考慮する上で重要な検査に優先順位をつけて運用して差し支えないこととなっています。
⇒関西圏のように疫学リンクが切れて蔓延している場合はPCRをしなく
てもいいという言明は正しい政策であろう。
なお、都道府県の判断にて、疑似症患者であって「正当な理由がある」とされない場合にも、念のためにPCR検査をすることは差し支えありません。
⇒これは典型的な責任回避。「正当な理由がない」場合でも
「念のため」にPCR検査をすることは\\\"禁じない\\\"という文章に
おける「念のため」の主体は現場の医師ではなく保健所長である
ことを見間違えてはなりません。現場の医師が「念のためにPCR検査
することを要求した場合は保健所長は拒否してはならない」と
文書化\\\"しなかった\\\"。
某県の発熱相談センターで電話応対しています
はっきり言って、私達は医療にはど素人の派遣バイトです
適当なマニュアルを渡されて後はよろしくー、と…
初日のみ県職員も同じ部屋に待機していましたが、二日目以降は派遣バイトのみ
県の窓口だから!と思っても中身なんてこんなもの
ちなみに設置経緯は
はじめ保健所で対応していたが、問い合わせが多くで人手不足に
→別の窓口を設けよう!
→でも県職員だけじゃ人手不足
→とりあえずマニュアル作ってバイト雇おう!って事らしいです…
補足すると、当県では一応、「新型ではない」と断定せず、「可能性は低い」と伝えるように言われました
厚労省は、水際対策だの国民一丸となって戦うだの、「真剣に考えてます」ポーズどりで新型インフルに対する恐怖を煽ってばかり。医療現場に対しては、対策とやらに必要な援助は出さない(元々、医療費をどんどん減らしていっていますからね)。巷の皆様は、まるで天然痘が流行してるかのようなパンデミック。私の勤務してる病院からは、患者の病室の前に備え付けてある医療用マスクが箱ごと盗まれました。
現場から本音を言わせてもらいたい。普通の健康な人がインフルエンザくらい何ですか・・・。免疫力がちゃんとあって、ばーんと高熱出してけろっと治る体力があるうちに罹ってしまえば、おそらくほぼ一生免疫できて後々楽じゃないですか。稀な合併症(脳炎)は、起こる確率は完全にゼロではないけど、でも、それは他の感冒など色んなウイルスでも同じ事。そんなの罹るの恐れてたら生きていけないし、知らないうちに罹って治ってるもんです。院内にウイルス持ち込まれて、重症患者や免疫不全の患者に感染したら、それこそ命に関わるし、少ない医師に感染して発症されたら、診療に支障が出ます(支障が出るから、インフルエンザに罹っても坐薬入れながら診療している医師が、実際には少なくないんですけどさ)。私は勤務医ですがいっそ今のうちに罹りたいですね。そうすればきちんと休めるし、免疫もできるし。でも、実際には診療に穴があくから、罹るわけにはいかないんですけど。焦って病院や発熱外来に行かなくても・・・タミフルやリレンザ使わなくたって治るもんは治るし、使ったって治らないものは治りませんよ。
> 2歳位までの子供に急な熱発はつきものだ。
インフルエンザ対策とはちょっと違う話になりますが…。
新生児・幼児期は免疫系の発達が未熟なのです。
現在の日本の家庭環境では感染の機会があまり多くなく、また母子免疫というものがあるので発熱自体はあまり多くありませんが、原因や経過については注意が必要です。
もちろん、保育所などでは感染の機会が増えますから発熱も多くなります。
特に生後3ヵ月未満の発熱には注意が必要です。
それ以上であれば、発熱があっても、水分をよく取っていて機嫌がよく、下痢や嘔吐などで急速に水分が失われるようなことさえなければ、多くは日中の受診で充分です。
お子さんの発熱時の対処法については、以下をご参照下さい。
受診の目安チャート図(1)熱が出た
県立柏原病院の小児科を守る会
http://mamorusyounika.com/chart1.pdf
>某県の発熱相談センターで電話応対しています
(中略)
>県の窓口だから!と思っても中身なんてこんなもの
何県ですか?
>発熱外来は国内発生のインフルエンザをできるだけ発見しないためにあるものだということが厚労省の姿勢からみてとれると思います。友人らに送ったメールより以下にそのまま引用します。(以下省略)
長い、おまけに\\\\\\が多くて読みにくい。要点を簡潔にまとめてくれないか。
>特に生後3ヵ月未満の発熱には注意が必要です。
>それ以上であれば、発熱があっても、水分をよく取っていて機嫌がよく、下痢や嘔吐などで急速に水分が失われるようなことさえなければ、多くは日中の受診で充分です。
ありがとさん。これを言うのを忘れてた。
これは面白いニュースですね。
発熱相談センターで振り分ける行動計画が資源の裏付けのない机上の空論だった
(やりたくてもできないか、最初からするつもりがないか)
と如実に分かります。
マスコミも実態を調べたらいいんですよね。
医療専門職が、どういうシフトで入っているのか。
そんなに余っているはずないもの。
投稿者: Anonymous | 2009年05月31日 02:46 さん、こんにちは。
> ありがとさん。これを言うのを忘れてた。
どういたしまして。…あなたの不充分なコメントで、我が子を失う不幸がここから出ることは許されないと思っただけです。
>発熱相談センターで振り分ける行動計画が資源の裏付けのない机上の空論だった(やりたくてもできないか、最初からするつもりがないか)と如実に分かります。
そもそも、相談事業を医療専門職がやるというふれ込みがあったのでしたっけ?
というのは、医療専門職が配置されたとして、できることがそんなに変わるかな、と思うからです。
持ち込まれる相談も多くが定型的なものでしょうし、電話で正確に聴取できる内容も限られるので、医療専門職の持つ幅広い知識や経験が生かせる場面なのかな、と思います。マニュアルのでき具合の問題や、今回のような対応者のモラルの問題もありますが、特に相談センターにかかってくる電話のバリエーションが把握できた後は、外注も十分に考慮に値すると考えます。
こういうケースでは、ウェブサイトにフローチャートでも載せておけばいい、という意見もありますが、電話というローテクを使うこと、機械ではなくて人が対応することは馬鹿になりません。面倒だといって振り分けに従わない人も、振り分けがあることを知らなくて結果として従わない人も、減らせるのではないか、と思います。もちろん、検証ができればそれが望ましいでしょうけれど。
ちなみに、堀米さん自身は、対応者の言葉が行き過ぎていたことは指摘していますが、相談事業を医療専門職がやるべきとは言っていません。
皆様 コメントありがとうございます。
まず簡単にご報告させていただきますと、一昨日朝予約を入れて近所の小児科を受診したのですが、当たり前に通常の風邪の扱いでした。インフルエンザについては、検査の話にもなりませんでした。熱は高めでしたが、重症というわけでは全然ありませんでしたので、いずれにしてもそれでよいかと思いました。正直なところ、解熱剤の坐薬がほしくて受診したようなものなので、その目的が達成された以上、なんら不満はありません。(むしろ、他の病気をもらわないかと受診をちょっと躊躇したほどです。)子どもは吐き気等は本日はなかったものの、先ほどまた39度を超えて、ふうふう言っていたので解熱剤のお世話になりました。また、しっかり主人にもうつったようです・・・。
それにしても、澤田石先生のPCR検査の件にしても、そして電話対応をされている方のお話(匿名ですので確認はできませんが)にしても、どこかで“案の定”と思っている自分がいます。
国から電話口まで、上から下へと連なる行政のどの部分に問題があって、どこに責任があって、こういうことになってしまっているのか分かりませんが、いずれにしても国民にしてみれば言えるのは一つ、「あんまり当てにならないなあ」ということです。この件に関してだけでなく、結局こうしたある意味非常事態にあるときには、独自に情報を収集して、とるべき行動を自分たちで判断しなければならない気がしてきます。電話口の人が何と言おうとも。
それにしても、テレビ画面で麻生総理がいまだに「冷静に云々」呼びかけているのが、いちばん役に立たなくて、馬鹿馬鹿しく思えますけれどね(税金のむだづかい!)。
>結局こうしたある意味非常事態にあるときには、独自に情報を収集して、とるべき行動を自分たちで判断しなければならない気がしてきます。電話口の人が何と言おうとも。
繰り返しになりますが、このような理解を生み、このような発信を許してしまったという点で、大変まずい電話対応だったと、改めて思います。多少手間がかかっても、正確で慎重な情報発信が必要だという好例ですね。
お節介かもしれませんが、ここには医師の方も多くいらっしゃると思いますが、医療にも通じる教訓ではないかと思います。シンプルな説明は理解しやすいものですが、あるレベル以上のインテリジェンスと問題意識を持つ患者さんにはむしろ疑念を生み、「独自に情報を収集して、取るべき行動(たとえば薬を飲むか飲まないか)を自分で判断しなくては」と思わせてしまうのかもしれません。
医療では、一般に個々人の行動の結果が個々人の健康にしか跳ね返らない、という違いはあるかもしれませんが。
中野さん
>お節介かもしれませんが、
そんなお節介焼いてる場合ですかw
>医療では、一般に個々人の行動の結果が個々人の健康にしか跳ね返らない、という違いはある
そのとおり行政と医療はまったく別の対象との契約ですから、プロとしての対応の仕方もぜんぜん違いますので、勘違いでご心配wされても変な同一視されてかえって迷惑なだけですよ。
ご自分のお仲間があなたと同じ役人の仕事の結果であなたの言うように訴えられるかもしれない心配のほうだけしてください。
医療現場のプロはあんな低レベルの仕事はしませんからご心配なくw
>シンプルな説明は理解しやすいものですが、あるレベル以上のインテリジェンスと問題意識を持つ患者さんにはむしろ疑念を生み、
いかにもお役人の言いそうな事ですね。これは、発熱相談センターの窓口嬢(感じとしてそれこそバイトのようですが)に直接おっしゃって下さい。多くの医師が、日頃患者さんやその親族に、病状や治療内容などについて、どれほど苦心して説明しているか、おそらくは知ろうともなさらないのでしょうね。推測で身勝手なレッテルを貼らないで下さい。