「救える命」か「予算確保」か―0.14%の子どもの命、どう考える コメント欄 |
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投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年06月16日 16:01 |
「児童のアナフィラキシーの有病率は0.15%。ターゲットは大きいということを知って頂きたい」、「すべての救急車にエピペンを積載するとして、毎年229万円の予算は許されないと思う」―。すべての救急車にアナフィラキシーショックの補助治療に使うエピネフリン製剤の積載を義務付けるかどうかなど、エピネフリン運用ルールをめぐる議論が消防庁の検討会で行われた。予防を取るか費用対効果を重視するか、委員からはさまざまな意見が上がった。(熊田梨恵)
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コメント
重病で危ない人1000人と、元気だけれど0.1%の確率で死ぬ人100万人で失われる命1000人分の価値判断ということになります。
どちらの声が大きくて政治に反映させやすいかということは一目瞭然。
AEDで実証されたように、対費用効果の効果をお金ととるか、救われた命とするかによって、全然意味が違ってくる。
グリベック云々の扶助予算があれば、十二分に充填してお釣りが来る問題。
声を出している可愛そうな人だけでなく、声も上げられない可愛そうな人に対する想像力が欠けていては、医療政策の運営は道を間違えて不幸な人を量産するように思えてならない。
エピペンの費用というものこそ、公的セクターが責任を持って維持していくシステムだろうと、私は思う。
必要な無駄を認める寛容さが、子供を救うと大にして言いたい。
町田市の公立学校の給食調理師が平均年収700万を超えるなか、人命を救うのに229万円を捻出できないとする役人は馬鹿者としか言いようがない。
子供の心臓だったら、アドレナリンの副作用なんて心配しなくて大丈夫だと思う。
脱線しますが、AED はちょっと疑問持っています。
American Heart Association が心肺蘇生をマニュアル化して、必ず AED を用いることになった。アメリカは心臓血管疾患による心肺停止が多いだろうが、日本はそんなに多くない。救急隊はプロトコルで蘇生しないといけないから、必ず AED を使わないといけない。外傷による出血多量でも、みんなが AED を探し回っているのは違和感がある。
AED メーカーは儲かったよね。
そういう力学が働いたのかな?と勘ぐりしてました。