報酬改定議論に必要な調査項目が足りない-中医協慢性期包括評価分科会 コメント欄

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年06月19日 11:40

 2010年度診療報酬改定で慢性期医療の評価に関して議論する中央社会保険医療協議会(中医協)の「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」(分科会長=池上直巳・慶大医学部教授)。改定の議論の大元となる調査について、事務局は分科会に諮らずに独自の判断で実施したが、次期改定の主要項目である「医療の質の評価」に関する項目が不十分だった。分科会として報告をまとねばならない時期が目前に迫るためやり直しもできないが、委員からの指摘を受けた事務局は「追加調査の必要があれば、ご指示あれば検討します」と逃げ口上。調査の位置付けに疑問を呈した委員に対しては「ご議論できないということでございましょうか」と開き直った。(熊田梨恵)
 
 
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コメント

事務局としては、前例踏襲で調査をしたら、委員からいろいろ指摘を受けてしまったということですかね。
記事にもあるように「この分科会で、QIに関して追加的にこういう内容で調査せよというご指示ございましたら、できる方向でしっかり考えたいと思います。」ということになるんでしょうが、どういうことを議論するために、どういう調査結果が必要かということをしっかり議論する必要がありそうですね。

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