政権交代で、リハビリはどうなる? コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年09月06日 17:47

 「脳卒中難民があふれている。めちゃくちゃなことになった」─。前回の診療報酬改定で、成果主義が導入されたリハビリ現場は混乱を続けている。政権交代によって、"リハビリ改悪"の流れが断ち切られるだろうか。(新井裕充)

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コメント

極端な成果主義も問題ですが、戦略も見識も節操もないダラダラリハビリが、「急性期」という個々の患者にとって2度とない機能回復の機会をいかに無惨に奪ってきたかを反省すべきです。

 急性期リハビリテーションが重要であると厚労省も述べています。しかし、その見解に反して、急性期リハビリテーション関係の診療報酬は引き下げられてきました。
 2006年度診療報酬改定では、早期加算が廃止されました。さらに、新たに導入された疾患別リハビリテーション料の人材要件を満たさないと、リハビリテーション料が激減することになりました。職員数の枠が決まっている自治体病院では、リハビリテーション関係の診療報酬が大幅に減少しました。また、志が低い経営主義の民間病院では、リハビリテーション診療部門をなくすところさえ出てきました。
 急性期リハビリテーションを悲惨な状態にしたのは、医療費抑制政策を強引に推し進めてきた厚労省であることは明らかです。このことに眼をつぶって、リハビリテーション医療関係者に根拠のない非難を浴びせるのは筋違いです。

リハビリは本当によくやっていると思います。
保険診療の、ほとんどリハビリを理解していないかのような枠組みの中で創意と工夫で実績をあげており、今日の我が国の医療ではリハビリを診療の一環としているところと、そうでないところでは大きな差を生んでいます。マニュアル至上主義の病院機能評価よりもリハビリ室を見た方がよっぽど病院のレベルが分かります。

わが国でリハビリが誤解を受けている元凶は、ホットパックや意味のない牽引療法だと思います。またやりたい放題の鍼灸院もイメージを貶めていると思います。

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