ちなみに我が家（東京都江東区南部在住）の周辺の情報として、隣町の保育園で先月新型インフルが見つかったことは、一昨日も書きました。しかしその夜、主人が職場の同僚に聞いたてきた話では、我が家の目の前にある公立保育園でも、つい先週患者が出て、1週間閉鎖になっていたというのです（あまり通らない側に面しているので気づきませんでした）。ウチの息子は幸か不幸か、その保育園には入園できず、すこし離れたところに預けています。そこでは、隣町の保育園の情報は先月掲示されていたのに、今回は何のお知らせもありませんでした。

そして昨日、小児科の先生に話を聞いて、自分が自分の住んでいる地域の状況をいかに把握できていないかをさらに知ることとなり、非常に驚いてしまいました。

先生に聞いてきた話はざっと以下のとおりです。一般的な情報とかぶるところもありますが、これまでのインフル患者数が正の字で記されたカレンダーを見せられながら話を聞くと、なかなかリアルに感じました。

●我が息子の保育園では新型インフルは出ていないだろう。（出ればその小児科に殺到するのですぐ把握できるとのこと。）
●我が家の目の前の保育園では、8月の前半にたくさん患者が出ていた。少なくとも50人は新型インフルでその小児科を受診。（隣町や遠方から通っている子供もいるし、比較的近隣に小児科があと2つあるので、実際にはその倍以上は感染者がいただろう？）
●ここ1週間では、毎日数人が新型インフルで受診している。一番多いのは小学生。これまでもほとんどが10代以下の子供で、この１週間でも大人は感染した子供の母親、たった1人だった。（一定年代以上の大人にはうつりにくい？）
●とにかくポーンと熱が出る。39度台が続くとのこと。
●咳は後半になって出てくる。
●胃腸に症状が出る人もいるが、必ずではない。

あとは、厚労省が発表したというワクチン接種開始時期の目安について説明を受けたのですが、そのとき見せていただいた資料が自力で見つけられずにいます。医療関係者がまず接種を開始、その後に妊婦、というのは当然頭にあったことでしたが、その資料では、1歳から就学前の幼児の接種開始が12月頃になるだろう、とありました（その資料、お分かりの方は、ご教示ください。接種開始時期が図でわかりやすく示されていました）。

私は思わず「12月ですか！」と声に出してしまいました。季節性インフルのワクチンだって、毎年10月には接種をはじめます。なのに、すでに流行している新型インフルのワクチンが、12月まで接種できないなんて（しかもその効果が発揮される時期はさらに最低2週間以上ずれこむのに！）、集団保育の園児たちは、それまでにかからないほうがおかしいのではないかという気さえしてきます。昨年も一般のピークを前にした11月に、いち早く子供が流行性の胃腸炎を保育園から家庭に持ち込み、私もひどい目にあいましたし・・・。

しかも、家のすぐ周り（保育園もそうですが、その小児科も我が家の真下なのです。ちなみにそこは当日予約制なので、待合室に人が少なく、そこでの待ち時間も短く、院内での感染もほとんどないようです。予約すると順番少し前に携帯電話に自動音声で連絡が来るシステム。なかなか良心的です！）に先月はじめからそんなにたくさんインフルが出回っていたとは、まったく知りませんでした。ついつい油断してマスクをしないで出てしまうこともあったのですが、実はけっこうなリスクだったのかもしれませんね。とにかくそういったことを全然知らずにいたのは、本当に唖然としました。

とはいえ、そもそも今、我が子が熱を出しているのは、すでに新型インフルによるものかもしれません。重症化さえしなければ、それで免疫がつけばいいかも、なんて思ってみたりもしますが、妊婦としてはやはり不安です。今日は早朝から起こされ、熱は38℃台なのに元気だと思っていたものの、やはり結局グズり出し、お昼過ぎには39.5℃に。坐薬を押し込んでからしばらくしてようやく寝てくれたのですが、それまで、熱だけでなく、かわるがわる「お腹いたい」「足いたい」「耳いたい」などと泣き叫び、抱っこをせがまれていました。こんなにあちこち痛みを訴えるのは初めてです。うーん、あやしい。

そろそろ子供が起きですが、そうしたら今日もまた小児科にいってきます。先生にも昨日、「明日、お子さんがインフルエンザとなったら、お母さんも妊婦ですから、予防的にタミフルを飲んでもらいます」と言われています（医師会の指針どおり、ということで。）が、はたしてどうなることやら？　その前に、そんなこんなですっかり後回しになった自分の昼食をこれから済ませなけば、です。