迫ってきたインフルと、さらなる気がかり。 |
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投稿者: | 投稿日時: 2009年09月30日 01:38 |
今日、ついに我が息子の保育園からも、A型インフルエンザの患者が出たというお知らせがありました。ワクチンの接種開始が10月中旬に早まる見込みという報道もあった矢先なので、「ああ、やっぱり間に合わないかな」とつい思ってしまいました・・・。
それに加え、気になる話をもうひとつ、耳にしました。本格的に大流行となったときに、きちんと治療が受けられるのかなあ、と思ってしまうようなことです。
まずはご参考までに、息子の保育園の方針は今のところ、
●園内で1週間に2名以上発生した場合、保健所に連絡する。
●その後の対応は、区の子ども生活部保育課、保健所と連絡・調整後、決定。
●現在までの方針では、発生により休園となることはないが、一定期間(7日間程度)、登園自粛を要請することがある。
●なお、発症者が登園できるようになるのは、熱が下がってから2日後。
となっています。
また園でも、そして家庭でも手洗い・うがいの徹底を、とのことですが、2歳の息子はまだうがいは出来ません。来週の月曜日から、園ではうがいの練習を始めるそうです。難しいだろうなあ・・・。
それにしても、新型インフルエンザの潜伏期間は、2日~7日と言われます。1人出たということは、この1週間以内に、また新たに園で患者さんが見つかる可能性も高いですよね。保育園ではどんな病気も本当に広がりが早いのです。(理由はまず、子供同士の接触の頻度、密度、回数、時間が多く、また年齢的にも行動が無防備だったりすること。それに加え、働く親の事情としてちょっとの体調不良なら預けてしまうという人が多く、事実上「お互い様」化しているところがあるので。)先日も書きましたが、近所の小児科では近くの別の保育園の新型インフルエンザの患者さんを短期間で50人診たそうです。
園児100人程度という規模ですし、家で留守番は不可能な年齢の子どもたちが預けられていますから、小学校等とはちがって簡単に休校等にはしないのでしょう。助かるは助かりますが、やっぱりそうなると結局は「お互い様」ということで、覚悟しなさい、あとは運、ということなんでしょうね。この第一波がどの程度広がるか、他人事ではありませんし、息子の様子をしっかり観察しながら状況を見ていきたいと思います。
さて、そんな折、また耳に入ってきた気になる話というのが、都内の某有名大学病院にも新型インフルの患者が押し寄せてきており、その中には同院の病棟で働く看護師も含まれていた、というもの。外来の看護師でなく、本来インフルエンザ患者等との接触がないはずの看護師の方の感染と言うのが不安材料です。
潜伏期間を考えると、院内で感染が広がっていく・いる可能性がぬぐい去れない、というわけです。なかには免疫力の低下している患者さんもかなりいるだろうという場所でです・・・。また、ただでさえ看護師の人手不足は有名ですから、一人でも看護師が減れば他の人の負担が増え、過労が続き、より感染しやすい状況を作り出しかねません。医師の中には、新型インフル患者と同居しているけれども、人手が不足するのを避けるためにマスクを着用して診療を続けるよう命じられた人もいるそうです(!)。医療関係者がワクチンを一番に優先して接種できることにはなっていますが、こちらも間に合うのかしらと思ってしまいます。
診てもらう側としてみれば、インフルらしき兆候が見られたらすぐにでも受診して検査をしてもらい(発症から8時間たたないときちんと結果が出ないことは要注意ですが。)、インフルとなればいち早くタミフルを服用したいところです。しかしそうした医療機関の状況を聞くと、症状も軽く体力も十分ある患者の全員が、次々と医療機関に押し寄せたときに、医療機関側の物的のみならず人的キャパシティが持ちこたえられるのか、かなり怪しい気がしてきました。そうして結局、本当に必要な人が治療を受けられない、なんていう事態が一番怖いです。かといって正直な気持ちとして(幼児と妊婦という事情もありますが)、インフルエンザ自体を甘く見ることも出来ないのですが・・・。
そのあたり、本当に大丈夫なのかなあ、と、感染することに加え、そちらのほうも不安になるのでした。
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コメント
御心配でしょうね。
職員の感染
職員の感染はすでにあちこちの医療機関で起きています。医療機関内で何をやろうとも、一日の2/3は職場外にいるはずなので、街ではやれば病院職員もかならず感染します。病院職員が患者さんに移してしまう可能性はできる限り小さくなるように努力していますが、面会者をすべてお断りすることもできず、また入院患者さんに対して部屋から出るなという事も出来ませんので、院内で感染するという事も防げるはずがありません。人が暮らすところで安全なところはほとんどあり得ないといえましょう。そして運が悪いから感染するのではなく、感染することが当たり前で、よっぽど運が良ければ感染せずに済むかもしれないということでしょう。(やっぱり気休めにはならないですよね。)
気休め情報
これまでのほとんどの重症化は早期に起こっています。調子が悪くなって24時間以内にどんどん悪くなる、おかしなことを言い始める、呼吸が苦しそうといった事がなければ、かなり安心です。逆にどんどん悪くなるときは、抗体検査で検出できるかどうかは関係なく治療を始める必要があります。検査しても分からないから受診しないというのは、重症化していく方にとっては致命的です。
うがいはできなくても心配いりません。人間では消化管からの感染はないはずなので、インフルエンザに関しては飲んでしまっても効果は同じです。もっともうがいの効果自体を欧米では疑問視しています。
うがいに関する気休め雑談を追加します。
十五年程度昔国内でインフルエンザ大流行し学級閉鎖や学年閉鎖が多発していた地域で、学校ぐるみで「手洗い」のほかに加えて「休み時間にお茶(番茶)でこまめに全員うがいをする」という対策をとったある小学校が、近隣の学校で学級閉鎖や学年閉鎖が多発する中そのシーズン中全然閉鎖につながる校内流行を見ずに乗り切ったという実例を知っています。
お茶の葉に含まれるカテキンの抗インフルエンザウイルス作用が多少の影響を及ぼしたのかもしれませんが詳細は不明です。根拠・エビデンスとは無縁の世間話ですが個人的には、カテキンを含有する緑茶・紅茶・ウーロン茶でうがいをするのはただ水でうがいするより「気休め」効用が高いような気がしています。飲んでも少しはましかもしれないですし味的にも感染成立的にも。以上、掛け値なしの「気休め」話でした。
ふじたんさま、前々期高齢者さま、
病院の職員の方も、常に院内にいるわけではないですから、感染しやすさは職業に限らず一定以上あるわけですよね(外来の方はより高くなると思いますが)。このところ、スーパーマーケット等でも咳をしている方が増えたことに加え、学級閉鎖の小学生(すでに潜伏期間かもしれない?)たちもよく見かけます。2歳の息子はマスクも出来ませんし、すぐ手を口にもっていきますから、本当にどこで感染するかは分からないです・・・。
また、うがいに関する情報をありがとうございました。飲み込んでしまっても良いのですね。水よりはお茶がよいとのこと、やってみたいと思います。息子はまだガラガラ~とできないのですが、かわりに外出先でも頻繁にお茶を飲ませたりすることにも多少効果はあるでしょうか?としても、保育園では無理ですし、親が連れ出したときも5分10分おきに飲ませるのも実際にはなかなか難しそうですが。
重症化するのは早い段階化から、という点も、ご教示いただき大変参考になります。いずれにしても様子をよく観察していることが大事そうですね。実践していきたいと思います。