インフルの家庭内感染、そして話はそれて・・・。 |
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投稿者: | 投稿日時: 2009年10月04日 01:45 |
妊婦として、改めて感染が恐ろしくなってしまいました。
●産科連携、感染の早産妊婦守れ
タミフル投与し搬送/分娩室の2人を移動…貝塚・泉佐野
(2009年10月3日 読売新聞)
早産自体、やはりインフル感染によるものでしょうか。今回のケースでは病院側の適切な連携と対応が母子を救ったといえるものですが、常にそのようにスムーズに事が運ぶものか、心配になりました。
そして、それと同時に、上の子がインフルをもらってきた場合、家庭内での感染を避けることはやはり難しいのかな、と思ってしまうのでした。
まずは冒頭の記事ですが、上の子から感染してしまった妊婦さんの不安はもちろん、分娩室にすでに入っていた妊婦さんやそのご家族、同病院に入院しているほかの妊婦さんも、万が一の感染の可能性を考えると、正直なところ期が気ではなかったことと思います。病院スタッフだって重装備は施していますが、おそらく同じ懸念はあったのではないでしょうか。それらも含め、一歩間違えば現場にかなりの混乱をきたしたことも考えられます。今回すべての段取りが非常に円滑に進んだことは、本当に運もよく、関係者の方々の冷静な判断と行動に頭が下がります。記事でもこれを「モデルケースに」としていますが、一歩進めて、さまざまなハプニング等をも想定した準備を各病院が整えていただけたら大変有難いです。
さて、そして家庭内での感染ですが、今回のケースでは上のお子さんが3歳で我が息子と大差ない年齢だということもあり、ますます身近なものに感じられました。
こどもが1歳~3歳くらいの年齢の場合、どうしても親子の密着度が非常に高くなってしまいます。とくに体調を崩した場合など、ぐずりながら母親からしがみついて離れようとしません。体調がよくて単にだだをこねたりしている場合ならば、言い聞かせたり、なだめたり、場合によっては放っておいても平気ですが、体調が悪いときは、目が覚めていればどうしても傍らにいてやることが多くなります(しかもそういうときの眠りは寝苦しいためか、大変浅く、そばを離れるとすぐ泣き出すのです)。しかも実際、体調変化を見逃さないためにも、目が離せないものです。そうなると、感染してもなかば当然なのです。もちろん、軽い風邪くらいのほうがこちらもより油断するし、症状が重ければこちらも警戒はするのですが・・・。
なにより、潜伏期間が1週間程度もある場合、日常的なスキンシップを思い起こせば、気づく前に感染しているという状況は免れ得ない気もしてきてしまします。
そしてもうひとつ、それから派生して私が個人的に頭を悩ませるのが住宅事情です。
とにかく狭い=感染しやすい、というのは誰が考えてもわかること。隔離スペースが確保できないのです(ただ、先のとおり、子どもが小さいと隔離ということ自体が実際のところ不可能に等しいのですが)。正直、今回の妊娠が判明して、引越しを本気で考えました。下にもう1人できれば、その分ただでさえ場所が必要なだけでなく、収納スペースももう1人分必要だし、そして何より病気になった場合等も考えて、もうひとつ部屋がほしかったのです。これからの時期、インフルに限らず、ノロなど感染性の胃腸炎もますます気がかりです。実際つい先日も子どもが早々に第一弾をやられ、もう一部屋あればと思ったばかりなのです。しかし結論から言うと、引越しは断念しました。
簡単に言えば、近隣ではちょうどいい物件が見つかりませんでした。また以前も書きましたが、私自身は、今住んでいる地域自体には便利さ以外の魅力は感じていなくて(緑も人工的だし、人々の生活のにおいのしない無機質なところで、正直、子育てには疑問です)、要は主人の職場に近いという理由だけで選んだ場所ですから(主人は朝家を出ると深夜を回っても戻らず、寝るためだけに帰ってくるというのが日常)、親の助けを借りられるという意味で、また緑も多い実家のそばに住むことも考えましたが、そうなると主人は泊り込みばかりで子どもには日曜日しか会えない状況になりそうで、それにも問題を感じてあきらめました・・・。
子育てにはいろいろなモノと同様に、スペースも必要です。感染云々書きましたが、おそらくそれについては実際のところ気休め程度かもしれません。でもやはり、スペースのゆとりは気持ちのゆとりにつながります。しかしそれも、今回は、家族としての一体感が極端に薄れることを懸念して、なんとか今ある中で折り合いをつけてやってみようということになりました。つまりは主人の仕事のスタイルに合わせた形です。子育てのことだけを考えて住む場所を選べればよいけれど、現実にはなかなかそうはいかない。難しいものだとつくづく思うのでした。(少子化対策で言われるような、“子育て環境の整備”には、こういう細かいことまでは考慮されないんですけれどね・・・。)
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コメント
堀米くんに日本の大統領になってほしいとまた思た。
話が逸れついでに、あの「官に頼らずとも公は創れる」のワンクリック募金を、ワンクリック100円に値上げして堀米記者の力でなんとか復活してもらえないでしょうか。どうもあれを押さないと読むにも書くにもなんとなく気が抜けてしまいまして。