「医師以外の職種が発言できているか」 ─ 専門委員内定の北村氏 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年10月29日 13:39

 コメディカル代表として中医協の専門委員に内定した日本放射技師会の北村善明会長がチーム医療の推進に意欲を見せている。「実際の現場ではチーム医療ではなく医療チームになっている。医師以外の職種がどれだけモノが言えるか、発言できているか」と指摘、医師を含めた「メディカルスタッフ」という言葉を提言している。(新井裕充)

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コメント

なぜ「山梨まんま」なのかと思ったら薬剤師さんが代表なのですね。この会は、医療政策機構のがん患者サミットなどでも大活躍で…埴岡氏の秘蔵っ子なのでしょう。
先日、中医協委員の勝村氏が、埴岡氏が事務局長をする製薬協おかかえの「患者の声・協議会」で講演したように、患者会の後ろには埴岡氏の影がちらほらですね。
所属しない患者会は皆無なのでしょうか…。

患者に最良の結果を残せるようにとの観点で客観的に考えることが出来れば、医療者それぞれが十分に機能すべき事は当然ですし、機能していない現状は、何らかの不利益が患者にあろうこともまた、当然のことだろうと思います。

我々薬剤師の世界では、院外に処方せんを発行するかどうかは医師が選択しますし、野放図に拡大した類似薬(同一成分で別薬剤名も多い)や銘柄の選択も処方権に含まれるとの主張から、多くの調剤薬局は事実上処方医の専属として存在しています。
薬剤師は医師の意に沿うべきと考える医師は多いですから、そのような医師の下にある薬局では、問題のある処方内容について医師と協議する「疑義照会」という業務は事実上存在しないのと同じで、何か起こっても病状の悪化と片付けられるのみです。薬剤師はコメントすることすら許されません。

豊富な資金と政治力で医療制度を操作し、権限と報酬を自己に集中させてきた医師会とそれを容認してきた自民党というのが、これまでの構図であることは紛れもない事実だと思います。
ですが、ヒエラルキーを好み安易な結論に走りがちなこの日本で、このような不均衡を是正することは本当に可能なのでしょうか、仮に可能だとして他国並みの業務と待遇に近づくために何十年かかるのでしょうか。

正直私は希望を持てません。いつかよくなると信じて業務をこなしていますが、定年まであと20年程しかありませんから。

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