ロット差ありやなしや コメント欄 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月13日 19:15 |
13日に行われた新型インフルエンザワクチンの安全性を議論する検討会に、
が提出された。委員からは、差がないと判断してよいのだよねと助け舟を出す質問があったが、事務局の回答は奥歯にものが挟まったような歯切れの悪いものだった。(川口恭)<<前の記事:あれ、疫学調査は? コメント欄 気になった報道あれこれ、ちょっとずつ。:次の記事>>
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月13日 19:15 |
13日に行われた新型インフルエンザワクチンの安全性を議論する検討会に、
が提出された。委員からは、差がないと判断してよいのだよねと助け舟を出す質問があったが、事務局の回答は奥歯にものが挟まったような歯切れの悪いものだった。(川口恭)<<前の記事:あれ、疫学調査は? コメント欄 気になった報道あれこれ、ちょっとずつ。:次の記事>>
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コメント
その検討会用資料はゴマカシです。
死亡率の高いロット「SL02A」と比較的低いロット「SL02B」を一緒にして 「SL02」として開示してますが「SL02」は単一ロットではありません。同様に「SL04」も単一ロットでなく死亡率の低いロット「SL04A」と死亡率の高いロット「SL04B」を合わせて表示しています。そうして、死亡率の 突出を隠しているのです。(ただし、化血研担当者によれば「SL01」については「B」がなく「A」しかないとの事でした。)
私のHPでロット毎に個別に計算した結果を表示してます。(ただし、化血研の担当者の電話回答の数値を基にしてますので概算値の可能性があり、5%程度の誤差のある可能性はありますが、それでも、化血研のロット「SL02A」と「SL04B」は、それら以外のロットの死亡率の平均より、それぞれ「SL02A」は4.5倍以上、 「SL04B」も3.5倍以上はあります。
尚、阪大微研の「HP02」も単一のロットではなく、A,B,C,Dに分かれています。 死亡率の比較的高いロット「HP02C」と「HP02D」を死亡率の低いロット「HP02A」や「HP02B」と合わせて表示し、「HP02C」と「HP02D」の死亡率 が高い事を隠しているのです。
浅見 さま
ホームページを拝見させていただきましたが、ワクチンの廃棄・回収を主張されるのであれば、もう少し精緻な分析が必要だと思います。
日本の死亡率は、879.0(人口10万人当たり)(H19)です。1日当たりに換算すると、人口10万人当たり、毎日2.4人(879.0÷365)の方が、亡くなっている計算になります。900万人以上の方が接種を受けたということですから、64名の死亡というのは、むしろ少ないくらいです。(基礎疾患を有する方などを接種対象にしているにもかかわらず、死亡数が64名にとどまっているのは、問診等を丁寧に実施しているからかも知れません。)
64名の中には、「偶然、接種日と死亡日が近接した事例」が、数多く含まれているはずであり、主治医による因果関係評価でも、「関連無し」という評価が19例、その他は「評価不能」となっています。浅見さんは、64名のほとんどをワクチンによる死亡とみなして、ロット間の死亡を比較していますが、その前提自体が誤っているので、全く説得力がありません。
また、浅見さんのホームページに、「化血研のSL02Aというロットは5名が早期死亡しているのに問題になっていないとはおかしい」という木村盛世氏の指摘を引用していますが、同様の理由で、木村氏の指摘も「問題あり」です。ワクチンの専門家を自任する方が、このような不安を煽るような情報を流すのは、如何かと思います。