がん罹患率を減らせるか |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2016年12月14日 00:00 |
一昨日の続きで、がん対策基本法の改正部分に書き込まれたことの意味を考察する。
基本法の理念を生かして具体的に何をするかは「がん対策推進基本計画」に書き込まれる。来年から第3次計画が始まるので、それに向けた議論が、がん対策推進協議会などで行われている。
8月の回に面白い資料が出ていた。
注目すべきは上の方のグラフで、米国では2012年の段階で年齢調整したがん罹患率が下がり始めているらしい。これに対して日本は2010年までのデータしか出てないが、ちょっと下がりそうもない。
(出典:国立がん研究センターがん対策情報センター)
この差は一体何なのか。
「がんの原因となるおそれのある感染症並びに性別、年齢等に係る特定のがん及びその予防等」が効いている可能性はある。