タケダの米アリアド買収

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年01月12日 00:00

 武田薬品工業が9日、がん治療薬に強みを持つ米製薬会社のアリアド・ファーマシューティカルズ社を約54億ドル(約6200億円)で買収すると発表した、そうだ。


 アリアド社は、今年前半に米国での承認が見込まれる肺がんの治療薬も持っているそうで、どうやらそちらの価値が高いと見られるというようなことが報じられている。


 その肺がん治療薬とは、ALK阻害薬ブリガチニブ。ALKがどういうものかは、かつてロハス・メディカルで特集をしている


 キーとなる特許は、間野博行・東大教授(国立がん研究センター研究所長を兼務)が保持している。が、間野教授は、これらの薬から一銭も得ていないそうだ。


 その陰に何があったのか、2月号の『オプジーボの光と影』をお読みいただきたい。

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