厚労省が庇わない理由~亀田言論弾圧事件第二回口頭弁論② |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年02月03日 00:00 |
昨日のエントリーーでお伝えした厚労省官房長からの回答文の件、被告2人を切り捨てる踏み込んだ文面になった背景を、私は知っているような気がする。
既に書いた通り、小松氏の告発文(正確には、その下書き)を厚労省で最初に受け取ったのは橋本岳大臣政務官(当時)だ。で、どのような経緯で井上元課長が文書の存在を知ったのかナゾと書いておいたのだが
実は、橋本氏に問い合わせたところ
メールで調査要望案を小松先生からいただき、まず予備調査として井上課長(当時)に直接事実関係をただしました。仮に肯定されれば、正式な調査要望を待たずに速やかに必要な対応をとるべきだと考えたからです。なお小松先生は言論人としても著名であり、要望書案にはご本人がすでに記事として公表されている内容も多く、仮に名を伏せていても容易に執筆者が推測できるため、そのまま見せています。
その際、井上課長は内容を否定されました。もっとも、私個人で終局的な判断をすべきではなく、正式な調査要望があれば組織として対応することが必要と考え、小松先生に調査要望書を政務官室にお届けいただくようお返事を差し上げ、同時に、要望書案について事務方に伝えました。
と、メールで返事をもらっていた。
「事務方」とは「大臣官房」であろう。つまり準備書面で言うところの
調査対象者である被告井上にコピーが渡されたもの以外は、大臣官房で保管されていた。
の状態になっていたと推察される。
さらに分かるのは、橋本氏は井上元課長にウソをつかれたかもしれないばかりか、その行為によって亀田総合病院事件を誘発してしまった可能性もあることになり、ハラワタが煮えくり返っているに違いないことだ。その橋本氏は現在、厚生労働副大臣である。厚労省が2人を庇うことなど、できるはずないのだ。