病院と同等の機能を持つ街

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年04月11日 00:00

日経デジタルヘルスに『病院と同等の機能を持つ街をつくる』という文章が載っていた。高齢社会街づくり研究所の岩尾聡士社長のインタビューだ。


岩尾社長は医師でもある。3年ほど前、小さな勉強会で話を聴いたことがあり、面白いことをやっているなあと強く印象に残った。「フレイル」の概念を初めて教えてくれたのも岩尾社長で、そこから発想を得て『ロハス・メディカル』の「寝たきりを遠ざける食事と運動」の年間シリーズが始まった。


で、文章を読んで、相変わらず面白いことしてるなあと思ったのだが、前回話を聴いた時には全く気づかなかった違和感を一つだけ覚えた。


病院から胃ろうが入った状態で出てきた人であっても、きちんと嚥下リハビリと通常のリハビリを繰り返せば、1カ月後には胃ろうも取れ、口から食べ物を食べられるようになります。しかし現実には、こうした効果的なケアができず、本当だったら立てるはずの人が寝たきりになってしまうケースが非常に多い。


さまざまな患者がいますが、医師、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がそれぞれサポートしています。


なぜ、この文脈で歯科医師や歯科衛生士が出てこないのか。医科歯科連携したら、もっと成果が上がるだろうに、と思った。

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