記者会見実況
不明
「会見するだけでなく直接申し入れもするのか」
嘉山
「厚労省と大臣と循環器病センター総長宛に送る」
朝日(?)
「いつ?」
嘉山
「もう送ったんじゃないかな。何しろさっきまで会議をやっていたから」
読売(?)
「国の直轄なんだから国が調査するというのは理屈としておかしくない」
嘉山
「国家は法律に従って動くんであって、調査委員会をつくるというような法律はまだない。立ち入り調査をする法律はあるけれど。だから大綱案の先取りで看過しがたいという話をしている」
読売
「国として責任を持つのだから理屈は通る」
嘉山
「法律によらず思いつきで動いたらいかんのだ」
日経バイオテック
「今回の声明のきっかけとなった情報源は何か」
嘉山
「毎日新聞報道」
どうやら毎日新聞の記者は来ていなかったようで来ていたらまた面白かったのにと思う。
日経バイオテック
「国循からの情報も入ってない?」
嘉山
「持ってない。我々も調査するような権限は持ってないのだから。だから事案個別にどうのこうのというのでなく、大綱案と構造が同じだから声明を出さざるを得なくなった」
産経(?)
「報道以外に直接厚労省に設置の意向を確かめてはいないのか」
嘉山
「あなた方報道でしょ。報道だけで行動したらダメだというのなら、報道なんかやめてしまいなさい。自己矛盾してはいけない」
不明
「医学部に置いた方が厚労省よりいい理由は」
嘉山
「昔と違って変なことをしたら、すぐに内部告発が出る。医学部は圧倒的に医者が多い。多ければ多いほど隠せない。あとは医師の自浄作用を高めてほしいということ」
朝日
「要するに現場に委託した方が公正で正確な調査ができるということか」
嘉山
「国循が自分たちでは無理と判断したなら大学医学部に依頼してはどうかと」
朝日
「その方が公正・正確にできるということでよろしいか」
嘉山
「その通り。国循の調査委員会にも第三者は入っている。それでももう一度やるというなら、まず現場に任せて、それがダメなら大学に頼みなさいということ」
読売
「大臣コメントを引用されていたが、あれがあったので、そもそも現場調査が実施されるはず。厚労省内に調査委員会は設置されないのでないか」
嘉山
「作らないなら作らないでいい。しかし、そのような報道があったから。新聞記事見せようか」
読売
「書いた本人なので流れは承知している。厚労省に調査委員会をつくるという話にはなってない」
嘉山
「作らないなら作らないで結構。ただし報道があった以上、我々としては声明文を出すのは当然だ。先ほど対案についての質問があったが、なるべく早く出したいということで今まとめている。なるべくお金かけずに医療崩壊もさせないには、大学医学部を活用するしかないと思う」
ここまで約30分。で翌日1行も載らなかったのは前述のとおり。記者たちの言い分を総合すると、厚労省内に調査委員会を作るなんて話はそもそもなくて、たまたま毎日新聞が飛ばし記事(結果的に誤報)を書いただけ。前提がないんだから記事を書く理由もないということになる。となると毎日新聞だけ来なかったのも、ははぁなるほど、という感じだ。
いいのかねえ新聞、こんなことしてて。