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「看護学教育と指定規則は合わない」―大学の看護人材の養成検討会

 同日の会合で、文科省は今後の検討事項を示し、各事項についてそれぞれ「論点メモ」を付けた。検討事項は、(1)保健師助産師看護師三職種の免許取得に必要な教育内容を体系化して教授する学士課程における看護学教育の在り方、(2)新たな看護学教育の在り方とその質の保証の在り方、(3)大学院における高度な職業人養成の在り方、(4)その他―の4点。

 このうち、(1)に関する論点として、「看護学教育をめぐる社会の変化」「統合化したカリキュラムの見直し」を、(2)については、「モデル・コア・カリキュラムの導入と看護学教育の質の保証」を、(3)については「看護系大学院教育の目的・役割」を挙げた。

 これらの論点について説明した文科省高等教育局医学教育課の小山田恭子・看護教育専門官は、論点(1)の「統合化したカリキュラムの見直し」を優先的に議論することを提案したが、これに反対する意見もあった。以下、この日の議論を振り返る。

【中山座長】
 今日は第1回ということで、各委員から今後の検討事項や進め方について自由に意見を出していただきたいと思っております。討議に入る前に、意見交換のための「論点メモ」という資料4を(文科省に)作っていただきましたので、それを説明していただきまして、それから意見交換に入っていきたいと思います。

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