国立がんセンターに、新しいホスピスを-藤原康弘氏インタビュー
■国立がんセンターから新しい緩和ケアのあり方を示す
・新しいホスピスの在り方を
患者さんを最期までみることができるホスピスがあるべきだと思います。国立がんセンターなのにホスピスがないなんて、おかしくないですか。現場の看護師に聞いても皆「あるといい」と言います。私たちで一生懸命にケアをし、安らかな最期を迎えていただきたいと思います。ホスピスというもの自体、まだ発展途上で研究段階にあるものです。主治医と緩和ケア医、緩和ケアチームの関わりなど、難しい問題も多くあります。精神的なケアに介入する手法をこの国立がんセンターで研究開発していくことができるでしょう。新しい緩和ケアのあり方というものを、ここから示していくことができると思います。