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「国立大学附属病院医師会連盟」が発足―医師の処遇改善など求める

 全国42の国立大学医学部附属病院で働く医師からなる「国立大学附属病院医師会連盟」(水澤英洋統括委員長)が8月31日に発足した。医師の処遇改善を求める活動や政策提言などを行っていく。(熊田梨恵)

 国立大学医師会は各大学でばらばらに存在し、これまで目立った活動はされてこなかった。組織化を呼び掛けた嘉山孝正氏(山形大医学部長)は、「2年かけてようやく組織化できた。これからは『物言う国立大学医師会』として活動していく。国立大学で働く医師の給与は文学部の職員と変わらないなど安過ぎるので、処遇改善を求めていく。何かあればストライキでも起こせる」と話す。今後の活動として、国立大学病院で働く医師の処遇改善のほか、メディカルスクール構想に対する意見など医学教育に対する提言なども行っていく。

 連盟に加入する医師は助手以上のクラスで、約4万人とみられる。まとめ役となる統括委員長には東京医科歯科大学神経内科の水澤英洋主任教授が就いた。


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