薬害肝炎検討会 医薬行政監視の第三者機関設置にWG
森嶋
「基本的な仕組みは本体の方にあって、いかに法律的権限を持ってアクセスできるか、ミニマムでやれる仕組みを作っておかないと、本当に薬害防止したいなら機動的に動けるように、ぜひWGで考えていただかないと、第三者機関を作っても動けない」
寺野
「この問題は組織を作ろうというのはコンセンサスがある。この検討会の大切な役割だろう。しかし、具体的に今のようなことを詰めるにはWGが欲しいということ。今ここで誰と誰がというわけにはいかないだろうから、次回までに事務方で折衝して5~6人を選んでいただいて、少なくとも水口委員とそれから組織論のようなことは森嶋委員にもお入りいただかないといけないのかもしれないが、それで今年いっぱい議論していただくようなものを作っていただくということでよろしいか」
事務局
「基本的にお話の趣旨に沿って動くが、ちょっと確認したい。第三者組織に視点を絞ってやるのか、本体との関係まで含めたものになるのか」
寺野
「第三者機関に絞って」
事務局
「今年いっぱいで、この検討会で具体的な議論できるような素材を作ってもらうイメージだろうか」
寺野
「そうそう」
森嶋
「第三者機関がオールマイティで300人も人数がいるようなものはできないし無意味だ。本体がどうなるかは、こちらで議論することとして、情報の収集評価できる人は本体の方にいるだろう。その本体が厚生労働省にくっつくのかPMDAか分からないけれど、いずれにせよ第三者機関はそこと連携してやることになる。その本体の議論を前提にするのだろう」
花井
「事務局の答弁が後退している。WGで作るのは、議論の素材ではなく、最終報告書に載せるものの叩き台だろう」
水口
「私もご説明が後退しているような印象を受けた。第三者機関を形あるものにしていくためのプロジェクトチームなんだろう。進め方も、まずは希望者を募っていただいて、どう進めるのかはそのメンバー自らが決めるべきだと思う」
寺野
「そうね。では事務局の方で、一人にあれもこれもだと大変だから堀内研究班なんかとはできるだけ重複しないように人選してね。WGには具体的なものを出していただいて、もちろん最終的にはこの本委員会で判断することとする」
第三者機関の性格がどのようなものになるか、WGメンバー次第と言えそうだ。