医療費議連の桜井充会長、週明けにも財務省と交渉へ
民主党の国会議員からなる「適切な医療費を考える議員連盟」の桜井充会長(参院議員)は30日、来週明けにも財務省の政務三役に対し、来年度診療報酬改定での改定率引き上げを含め医療費増額を求める交渉を行う方針を明らかにした。(熊田梨恵)
同日の会合終了後、記者団に話した。桜井会長は「財務省と話をしないといけない」と述べ、特に診療報酬の3%引き下げを明言している野田佳彦財務副大臣を中心に協議を行いたいとした。プラス改定の詳細な内容については今後議連で議論していくとしている。
桜井会長は、医療費増額はマニフェストで約束したこととした上で、医療費や診療報酬は「事業仕分け」の対象になることではないと主張。「国会議員の3分の1強が(議連に)登録している。それだけ危機感を持っているということ。最近は高速道路の無料化や子ども手当て、高校授業料無料化とかそういうことしか出てこない」と、財務省の姿勢を批判した。