中小病院の収支改善が狙い? ─ 再診料問題の嘘と虚構、光と影
■ 「日経が中小病院の味方か」 ─ 鈴木委員
[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
(まとめようとしたところで鈴木委員が挙手、苛立った口調で)ちょっと、このこと(の関連)ですか!? 私としては再診料の話を少し......、もう時間も迫っておりますので、それを優先して決めたいと思いますので、よろしいでしょうか。(と、くぎを刺した上で)鈴木委員、どうぞ。
[鈴木邦彦委員(茨城県医師会理事、日本医療法人協会副会長)]
記事の話が出たんでですね、ちょっと一言、言わせていただきますと、この記事のタイトルが「中小病院(の再診料)」を(現行の600円から680~690円に)上げるということが記事になっているんですよね。
[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
(怒った口調で)これ、嘘の記事だからいいじゃないですか!
[鈴木邦彦委員(茨城県医師会理事、日本医療法人協会副会長)]
ええ。(他の委員、笑い) ただ......、なんかね、「日経が中小病院の味方か」って言うと、決してそうじゃありませんのでね......。(会場、爆笑)
なんか、そういうような誤解をされるようなことをですね......(委員や会場の笑い、止まらず)、あの......、まあ......、特に記事にされるというのは我々、中小病院としても心外だし、診療所にとっても辛い話だなあーというふうに思いますので、それはちょっと......、よろしくお願いします。
[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
はい、分かりました。(ようやく日経記事の意味を理解した様子。以下略)
【目次】
P2 → 200床以上は「大病院」? ─ 日経報道
P3 → 「佐藤君! どうなってんのかね、これ」 ─ 嘉山委員
P4 → 「憶測記事が出ることもある」 ─ 厚労省
P5 → 「誰が書いたんだか、手を挙げなさいよ!」 ─ 嘉山委員
P6 → 「我々の心構え一つだと言える」 ─ 遠藤会長
P7 → 「日経が中小病院の味方か」 ─ 鈴木委員