不活化ポリオワクチンの緊急輸入を民主党に陳情 ポリオの会
ポリオ発症の危険がある生ワクチンから不活化ワクチンへの切り替えを求めて署名活動を行っているポリオの会が25日、国会内で民主党に陳情を行った。会側が、国産不活化ワクチンの開発承認が済むまでの間、緊急輸入することを求めたのに対して、窓口として陳情を受けた柚木道義代議士と相原久美子参院議員は、前向きな対応を約束した。(川口恭)
同会が行っている署名活動の趣旨は、既報の通り。
柚木代議士は「前の足立政務官の時代に不活化ワクチンを含め製薬メーカー側にも開発を要請していて、そして要請するだけでなく私たちも与党政府一体となって、今部会の中で、ワクチン8種類ぐらいだと思いますが、研究をさせるための検討会を行っているんですよね。ポリオの不活化ワクチンについては来年の終わりぐらいには何とか薬事の承認というように聞いてますが、それまでの期間はあるわけですね。今、緊急性をおっしゃったわけですから、その間、輸入のものをですね、まさに承認に時間がかかると言えども、ワクチンラグをどうやって解消するんだと取り組んでいる中で、何らかの形で、ここは海外で承認を受けているものであればね、少なくとも来年末までの間何とかできないかという風なことをですね、郡先生(紹介議員の郡和子代議士)と一緒に相原先生と一緒に、私たち党から政府側に働きかけをしていきたいと思いますので、ぜひ一緒に取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います」と述べた。
相原参院議員も「しっかりと受け止めさせていただきました。解決策はあるものですからね、うん、やっぱりそこにきちんと私たちも手を組んで頑張りたいと思っています」と述べた。