青森県下北圏域における地域医療に関する取り組み
■ 下北圏域における医療体制の特徴
【むつ総合病院・小川克弘院長】
もう1つ「下北圏域における医療体制の特徴」として、各病院、診療所は下北圏域の各市町村が参画している一部事務組合「下北医療センター」が開設者であること。
これは医師不足を打開しようということで、昭和40年代に青森県が当時の厚生省病院管理研究所の所長でありました吉田幸雄先生にいろいろ案を作っていただきまして、いわゆる「吉田試案」に添って、医療機関のネットワーク化・開設者の一元化を図った経緯の結果であります。
しかし、実質が伴わないなど、運用上難しい面があって、結局うまく機能しなかったという経緯があります。
【目次】
P2 → むつ総合病院の地理的・社会的背景
P3 → 下北地域における医療環境
P4 → 出生数の推移、高齢者の割合
P5 → 分娩機関、産科医の年齢構成
P6 → 下北地域における小児科医の分布
P7 → 下北圏域における医療体制の特徴
P8 → 下北地域における医療機能再編
P9 → 県と下北地域のコラボレーション
P10 → むつ総合病院の概要、取組
P11 → むつ総合病院の基本理念
P12 → 医師確保のための将来ビジョン