役立たず

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年07月29日 08:56

昨日は経営革新セミナー開催日でした。

しかし、基調講演者の資料が完成したのは開始二時間前。
創業二年目の経営コンサルタントが、猛烈に忙しく、依頼はどんな小さなものでも全部受けたい、断りたくないのはわかります。でも、でもねえ・・・

セミナーテーマ『企業の経営革新』
小さな企業が儲けを出すための三要素
現状を知る、仕組みづくり、明確なビジョン
顧客の目を侮るな。顧客満足のためには何が必要か?

そう話す本人は?この行き当たりばったりの準備は何?
時間を20分オーバーして、徹夜明けの朦朧とした頭で話し続けるのは、ビジョンレス?
聴衆を侮ってないか?貴重な時間を割いて、お金払って来ている聴衆満足度はどうなるの?

ゲスト講演者のパソコンソフトは動かず、配布資料と話だけで、おかげで大幅に時間短縮。

焦りを通り越して睡魔が・・簡単に儲けられたら、そんなに中小企業は廃業しないって・・・・

いよいよインタビュー本番。
Are there any questions? (質問ございますか?)ではなくて
What is your question?   (あなたの質問は何でしょう?)
これが基本だと、かなりむかし教わったことが頭をよぎる。

やけくそで、会場におりてって、顔見知りの社長(食品卸売業)にマイクを向けてみる。
「今日のセミナーで、社長さんの気づきは何でしょうか?コメントをいただけますか?」

「(ムゴン)・・・・・」

まずいなあ、事前に何も言ってないもん、当たり前だよねえ。

矛先をかえて、センターの創業支援室室長にふってみる。
「コンサルタントが経営相談にのるために、日ごろどんな専門雑誌を読んだりしてるのか気になっていた。
虎の巻はあるのか?」
(いいぞ、いいぞ)
講演者、回答しながら声の抑揚が高くなる。

そこで、再度、マイクを握り締めたままのムゴンだった最初の社長さんへ

「コンサルタント現場での実際の失敗や、成功の事例を具体的にききたい」
(待ってました!その質問)

講演者、ちょっとうつむいた後、失敗事例を語りだす。
倒産寸前の企業に、究極の救済案として役員報酬をカットする経営改革案を提出したら、社長夫人の怒りをかい、コンサルタントの首が飛んだ。(月数十万の顧問契約料はパーになった話)
大事なのは奥さんの力!と実感。だから女性に好まれるようなデザインにパンフレットを一新したと裏話を告白。

会場俄然盛り上がる。(刷りたてほやほやのショキングピンク基調のパンフを見直す人も!)

さらに、テンションあがって、「100社回っていると豪語しても、実際は市の商工会や県の中小企業課からの経営革新の依頼など、ほとんどお金にならない仕事も含めての話で」と、本音がちらほら。

要は経営コンサルタント自身も、日々四苦八苦しながら、経営革新を繰り返して、試行錯誤している話になり、会場が和む。
その後ほとんど帰る人なく、テーマ別グループコンサルティングに突入して一息。

もお!前半の講演も、「事業承継」について付け焼刃で用意したインタビュー原稿も役立たずじゃん!!

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コメント

「小さな企業」を経営する身としては
興味津々です。
やはりお邪魔すれば良かったですかねえ。
でも、真木さんの文章だけでも勉強になりました。
ありがとうございました。

川口様、こちらこそ、ありがとうございます。
次回テーマは、『医療・健康・メディカルフィットネス』の予定です。是非お立ち寄りください。「役立つ」企画内容であるよう努力します!