ADR講座(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月11日 22:32

医療によって不幸な結果が出たとき
訴訟に持ち込まれる例が増えています。
しかしながら、訴訟が原告に納得をもたらすのは稀なようです。
なぜなら


医療訴訟には以下の欠点があるからです。
1)金銭的負担が大きい
2)決着まで時間がかかる
3)非難の応酬となり感情的しこりが残る
4)法的争点以外は問われないので
  実際に何があったかは解明されない
5)上記の帰結として再発防止に役立てられない


この欠点を補うことのできるものとして注目されているのが
ADR(裁判外紛争処理手続き)です。
ただし、上記の1)~5)を一気に解決するようなものは
現実的になかなか難しいです。


では、どうしたら良いでしょうか?


先日、ADRを勉強していると書きました。
その成果を時々ご披露したいと思います。

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コメント

ADRは、Alternative Dispute Resolution(裁判外紛争処理)の略ですよね?

最近注目を浴びて、院内ADRを設けて医療事故が発生したら、速やかに被害者に情報開示をして、早期解決につとめ、患者の信頼を得ようとするしくみ・・・

ですよね?

そもそも医療事故を裁判(訴訟)で解決しようとすることに問題があるのでしょうが、では、どうすればよいのかというと本当に難しいと思います。

易しい言葉で、わかりやすく説明していただけることを、とても期待しています!!

真木様
よくご存じのようですね。
勉強中なのでちゃんと伝えられるか分かりませんが
伝えるのも勉強と思って
知恵を絞ってみます。

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