福島県立大野病院事件第三回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月16日 23:05

本日の裁判と言えば
世間ではホリエモン一色だったのかもしれないが
この裁判も忘れてはいけない。


冷たい雨の降った前回と打ってかわり
福島には雲ひとつない青空が広がっていた。
そんな中、前回に引き続いて検察側証人2人の尋問。
午前は当該帝王切開手術に立ち会った県立大野病院のS助産師。
午後は当該手術の麻酔医だった県立大野病院のH医師。
ということで、午後6時10分まで要した
ロングラン法廷を何回かに分けてレポートする。


何回かに分けるのは
しばらく待てば
周産期医療の崩壊をくい止める会サイトに
詳細な傍聴録が載るから。


この傍聴録を巡ってと思われる面白いことがあった。
開廷前に裁判所の職員と裁判長から
二度に渡って
「メモは許可されているが録音は許可してないから
 録音しないように。
 もし録音しているのを見つけたら退廷させるし
 次回から荷物検査をする」旨の注意があったのだ。


そりゃ、そうだよな、あんなの載ったら録音したと思うよな。
しかーし、私は横で見ていたから知っている。
事務局のM医師とH氏が
人間業とは思えないスピードでメモをしていたのを。


私自身、記者時代
「録音なんて能無しのすることだ」と教えられて育ち
取材の際もほぼ逐語記録してきたので
メモを取るスピードには相当自信があった。
しかし事務局の人たちのを見たら自信をなくしたし
自分でメモするのがアホらしくなった。
恐るべし、医師の潜在能力!!


面白いといえば、こんなこともあった。
本日、傍聴券を求めて並んだのは119人と
前回よりまた少し減ったのだが
明らかに警察官という集団だけが
過去2回の10人から20人に増えていた。
彼らは過去2回全敗していたので雪辱を期したのだろう。


ところが、こういう時に限って
彼らは6枚も傍聴券を取ってしまったのだ。
そしてあろうことか、うち2人しか入廷せず
傍聴券4枚を無駄にしたのだ。
外れた他の人にあげればいいのに!!
この結果、開廷の際、裁判長を
「傍聴の方はもう全員入廷されてますか?」と
怪訝そうにさせてしまった。


ちなみにこの裁判長は今回限りで交代のようで
これだけ注目を集める訴訟の指揮をするのは
最後になるのかもしれない。
恐らくこのことが影響したと思われる
「存分におやりなさい」という訴訟指揮の結果
午後の部は6時10分まで延々と続いたのである。


もう一つ面白いこと。
前回の公判でヘマをした最若手の検察官が
女性の検察官と交代していた。
信賞必罰というヤツだろうかと思って見ていたが
後になって、この女性検事は相当キレ者であることが分かった。
最初からこっちにしておけば良かったんじゃないのか?


ということで前置きが長くなったが本題に入ろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

証人尋問を2回連続で見て二つ感じたことがある。
今回の法廷が「イリュージョンショー」になっていること
そして医療者と司法との相性の悪さである。


順に説明しよう。
まず「イリュージョンショー」の方から。


S助産師は(弁護人の反対尋問によれば)高卒後に看護学校へ行き平成12年に看護師資格を取得、1年ほど小児科クリニックでパート勤務をした後、助産学校へ1年通って平成14年に助産師となっている。事件当時までの出産立会いの件数は40~50件、うち帝王切開は5回~10回(6回が正しいらしい)。

  検察 帝王切開の際、助産師の役割は一般的にどういうことですか? 
  S助産師 先生がとり上げた赤ちゃんを受け取って処置した後で新生児室のスタッフへ引き渡して、それから胎盤を持って帰って計測するのと、手術後のお母さんの状態観察をします。
  検察 なぜ胎盤の計測をするのですか。
  S助産師 胎盤に欠けている部分があった場合、それが子宮内に残っていると収縮が悪くなって出血が止まりづらいからと理解しています。
(間に別のやりとり)
  検察 Aさん(亡くなった患者さん)の胎盤を計測したのは誰ですか。
  S助産師 私です。
  検察 どこで計測したのですか。手術室で計測したのですか。
  S助産師 分娩室(筆者注:手術室ではないということ)にある流し台のところです。
  検察 胎盤は既に分娩室にあったのですか。誰かが持ってきたのですか。
  S助産師 はっきり覚えていませんが、私が取りに行って持ってきたのかなと思います。
  検察 胎盤に特に変わった点はありましたか。
  S助産師 変わっていました。
  検察 どんな点が変わっていましたか。
  S助産師 大きさが大きいのと母胎面がグチャグチャになっていて、母胎側の実質にないころがあって、今までに見たことがないものでした。
  検察 どんなものか絵に描いていただけますか。

と、ここで弁護人から異議が出る。
  弁護人異議 実物の写真が証拠として出ているのですから、絵など描かせずに写真を使えばいいではないですか。
  検察 本人のイメージを言葉にしにくい面もあろうかと思いまして。
  裁判長 イメージを表現するということですよね。結構です。

理解不能である。写真があるのに、それを使わない理由は何だ?時間の無駄も省けるではないか。
こう思って呆然と眺めていると、再度弁護人から鋭い声が飛んだ。
  弁護人異議 検察官の指示に従って描かせてるじゃないか!
  裁判長 (珍しく不快気に)指示しないように。(証人に向き直って)あなたの記憶に残っている通りに描いてくださいね。
  S助産師 はい、うまく描けないんですが。

一枚の円盤ではなく、夫婦岩のように山が二つある絵を描いた。

  検察 実質がない部分はどうなったのですか。
  S助産師 ここに実質があったのか取れてなくなったのか何なのか。
  検察 どう感じましたか。
  S助産師 ここにあったものが取れてしまったのかと思いました。
  検察 取れてしまったものは、どこにあるのですか。
  S助産師 納盆になかったので子宮にあるのかなと思いました。
  検察 母体から取り出したものは皆納盆に載せることになっていたのですか。
  S助産師 はい。
  検察 だから子宮に残っていると思った。
  S助産師 はい。

これだけ聴いていたら、出血が止まらなかった原因はこれか?
と結構驚く話である。
しかし。。。

  検察 医師に報告しましたか。
  S助産師 報告をしに行ったような記憶がありません。
  検察 なぜですか。
  S助産師 ・・・(10秒ほど沈黙)
  検察 先ほど子宮に残っていると収縮が起きづらいという証言をされましたよね。とすれば医師に報告しなければとは考えなかったのですか。
  S助産師 剥がして取ったのが先生なので、先生は分かっているんじゃないかと。あと胎盤の計測をした時にはそういう状況じゃなくなっていたので。
  検察 そういう状況じゃないとは、どういうことですか。
  S助産師 病棟もいろいろ忙しくなっていたので。
  検察 具体的にはどういうことですか。
  S助産師 輸血を注文したり、採血するためA型の職員を集めたり。
  検察 今回の帝王切開のためですか。
  S助産師 はい。

検察が書証として証人が記した当該手術の看護記録を示す。
先ほど書かせたのと同じような胎盤の図が描いてあり、
先ほど「実質がなかった」と証言した部分について、
「膜だけ」「欠損」などとの記述とともに「不完全」に丸がつけてある。
この看護記録が、
県の調査報告や警察の捜査に影響を与えたことは想像に難くない。


この後、補充尋問があって、弁護人の反対尋問に移る。
初登板の女性弁護士が「あなたはね」と
やたら語尾に「ね」をつけて圧迫するように話すので
そんなに詰問口調にならなくてもと最初は思ったが
途中から、なるほどーと思うようになった。


  弁護人 あなたはね、Aさんの手術の前にね、前置胎盤の手術に立ち会ったことがありますか。(以下、「あなたはね」は省略)
  S助産師 ないです。
  弁護人 このケースが初めてだったということですね。
  S助産師 おそらく初めてだったと思います。
  弁護人 その後はどうですか。
  S助産師 記憶にないので恐らくないのかなと思います。
  弁護人 このケースの前に癒着胎盤の手術に立ち会ったことがありますか。
  S助産師 ないです。
  弁護人 このケースの後はどうですか。
  S助産師 なかったです。
  弁護人 前置胎盤の人の胎盤を見たことがありますか。
  S助産師 見たことないです。
  弁護人 癒着胎盤の人の胎盤を見たことがありますか。
  S助産師 見たことないです。
  弁護人 用手剥離された胎盤はどうですか。
  S助産師 普通の帝王切開の人のは見たことがあります。でも経膣分娩の人のは見たことないです。
(間にしばし別のやりとりの後)
  弁護人 胎盤病理の専門家は、今回の対談を膜様胎盤もしくは分葉胎盤でないかと鑑定しているのですが、そういうものであるとは考えませんでしたか。
  S助産師 その時はそういうことは考えませんでした。
(弁護人交代して、しばしやりとりの後、胎盤の写真を示して)
  弁護人 これは卵膜ではありませんか。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたが不完全と言ったのは、どこの部分ですか。
  S助産師 (画像を指差す)
  弁護人 卵膜が途切れなく続いているのは分かりますか。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたがグチャグチャと書いたのは、どこの部分ですか。
  S助産師 (写真を指しながら)普通はツルンとしているものが、カレーの固まったような感じというか。
  弁護人 要するにあなたの「グチャグチャ」というのは、この写真のような状態のことを言うのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 看護記録には「欠損か?」とクエスチョンマークが付いてますね。
  S助産師 はい。
  弁護人 元々なかったとは考えませんでしたか。
  S助産師 少し考えました。
  弁護人 だからクエスチョンマークが付いているのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 胎盤病理の専門家は今回の胎盤を分葉胎盤か膜様胎盤でないかと言っているのですが、そのような胎盤があることを知っていましたか。
  S助産師 その当時は知りませんでした。
  検察官異議 弁護人は不同意鑑定の内容に基づき尋問しています。

既に弁護側は一度尋問してしまっているのだが、今日は検察も少し気が抜けているのだろうか。

  裁判長 鑑定を持ち出さなくても端的に知っているかどうか尋ねればいい話ですよね。
  弁護人 今は知っているのですか。
  S助産師 はい。
  弁護人 今なら、この胎盤をそうだったと見るかもしれませんか。
  S助産師 私にはちょっと判断できないのですが。

ひどい話である。
子宮も胎盤も警察が押収しており現存しているのである。
このような経験の浅い助産師の記録や記憶に頼らずとも
現物を鑑定し判断すればよいではないか。
尋問に慣れていない関連証人に対して
本来は答えられないような範囲のことまで証言を求め
それを根拠に事件の構図を組み立て心証形成を狙う
まさに「イリュージョンショー」である。
ただし当然のことながら、尋問に答えた側にも責任がある。
それは別項で述べる。


別項に移る前に
もう一つイリュージョンの実例を示そう。


  検察 その手術にかかわったのは一人でしたか
  S助産師 二人です。私のほかにもうひとりです。
  検察 通常は帝王切開に助産師が二人はいるのですか?
  S助産師 いつもは一人です。
  検察 なぜそのときは二人入ったのですか。
  S助産師 手術に対して患者さんの不安が強く、不安軽減のため赤ちゃん係とお母さんの声かけ係とでスタッフが二人になりました。
  検察 もうすこし大きな声でお願いします。ではそうすると、患者さんの不安ということで、不安の内容はどういうものでしたか。
  S助産師 具体的に不安をきいていないですが、手術の前に、前が帝王切開で、前置胎盤だから、出血が多くなる可能性があるとか、危険性の説明をされているので不安なのかなと思っていました。
  検察 前置胎盤のとき出血が多くなるということですか。他にはどういうことが考えられますか
  S助産師 出血が多くなると、子宮摘出術や他病院へ運ぶ可能性があります。
  検察 患者さんが子宮摘出を嫌がっていましたか。
  S助産師 特に嫌がる言葉を聞いたことはありませんでした。
  検察 手術の説明はどなたがしたのですか。
  S助産師 加藤先生が説明しました。
  検察 患者さんの出血が多くなるとか子宮摘出に不安をいだくことは手術の支障になりますか。
  S助産師 特別そういうことはないと思います。
  検察 患者さんが不安を感じていたということだが、証人自身は不安を感じていましたか。
  S助産師 不安は感じていました。
  検察 それはどういう内容の不安ですか。
  S助産師 手術の前に、県立医大で似たような症例で、大変な出血でとても大変だったという話を聞いたので。
  検察 具体的に教えてください。その手術は12月17日より前のいつ頃のことですか
  S助産師 そういうことがあったと聞いたのは、患者さんが入院された後でした。
  検察 入院後ですね。
  S助産師 話を聞いたのは入院後でした。
  検察 県立医大で手術が大変だったと、それと比較してどういうところがどう違っていたのですか。
  S助産師 県立医大には産婦人科医がたくさんいる。それでも大変だったということなのに、今回は人がまったくいない。普通の病院には産婦人科医が一人しかいなく、同じようになって対応できるか、輸血を注文しても届くのに時間がかかるし、もし同じようになったときうちの病院で対応できるか不安でした。
  検察 他の同僚に不安を話したことはありましたか。
  S助産師 ありました。
  検察 加藤医師に進言した方はいましたか。
  S助産師 先輩助産師が進言したというふうに聞いています。
  検察 先輩助産師はどなたですか。
  S助産師 たしかKさんだったと思います。
  検察 加藤医師は進言を受け入れてくれなかったのですか。
  S助産師 直接私が聞いていないのでわかりません。
  検察 患者さんは不安ということの他に問題となることはありましたか。
  S助産師 特になかったと思います。


  弁護人 患者さんの不安の話は、本人から直接にはきいていないのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 でもあなたは不安を感じていた。
  S助産師 はい。
  弁護人 それはなぜですか。
  S助産師 県立医大で似たような症例で大変だったという話があったので。
  弁護人 似たような症例とはどのようなものでしたか。
  S助産師 はっきり覚えていないのですが、おそらく前回帝王切開で前置胎盤の患者さんだったと思います。
  弁護人 そこで、あなたも不安を感じたわけですね。
  S助産師 大丈夫かなと漠然と不安はありました。
  弁護人 大野病院で手術しない方が良いと進言した本人から直接聞いたのですか?
  S助産師 その状況もよく覚えていないのですが、ナースステーションで何人かでそういう話をしていました。
  弁護人 誰かが「進言したらしい」と聞いたのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 大野病院で前置胎盤を扱ったことがあるのは知っていましたか。
  S助産師 はい。
  弁護人 知っていてもなお不安だった。
  S助産師 はい。
  弁護人 点滴ルートの確保は誰がしましたか。
  S助産師 私です。
  弁護人 何ゲージの針を使ったか覚えていますか。
  S助産師 18か19ゲージだったと思いますが、覚えていません。
  弁護人 では看護記録を見てみましょう。この署名はあなたのものですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 これを見るといくつのラインですか。
  S助産師 20ゲージです。
  弁護人 医師の指示は何ゲージだったか覚えていますか。
  S助産師 覚えていません。
  弁護人 では指示書(?)を見ましょう。何と書いてありますか。
  S助産師 18Gから20Gと書いてあります。
  弁護人 20Gを選んだのはあなたですか。
  S助産師 そうだと思います。
  弁護人 なぜ20Gを選んだのですか。
  S助産師 なぜだかは分からないです。
  弁護人 分からないときは、いつも20Gを選ぶのですか。
  S助産師 18Gは太いので、18Gだと失敗するかもしれないと思いました。
  弁護人 20Gの方が細いのですね。
  S助産師 はい。
  弁護人 あなたにとって細いゲージの方がやりやすい。
  S助産師 はい。
  弁護人 県立医大の例で不安だったということでしたが、不安の内容は出血でしたか。
  S助産師 はい。
  弁護人 そうであれば出血に備えて点滴ラインは太いものを確保すべきではなかったのですか。どうして太い18Gで確保しなかったのですか。
  S助産師 18Gの方が良いのでしょうけれど、この場合は・・・
  弁護人 現実に不安を感じていたのなら、18ゲージで確保すべきだったのにしなかった。それはどういうわけですか。
  S助産師 ・・・(10秒ほど無言)
  検察官 異議あり。証人が記憶にないことについて理由を尋ねています。
  裁判長 端的に質問してください。異議を棄却します。
  弁護人 分からなければ分からないで結構ですが、証人はそれほど具体的な危険を感じていなかったので、20Gを選択したのではないですか
  S助産師 そうかもしれません。


「前からそう思ってたんだよ」と後で言うのが人の常とはいえ
いやはやである。
その他の不安要素もすべて伝聞でしかない。
そんな「私は元から不安に思っていた」を根拠に
無謀な手術を行ったと結論づけられたらたまったものではない。


さらにもう一点、イリュージョンを。
今度はH医師の尋問から。

検察側が供述調書と証言との食い違いをさんざん指摘した後で
  検察 弁護人と面会したことはありますか。
  H医師 はい。
  検察 それはいつですか。今年に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 3月に入ってからですか。
  H医師 はい。
  検察 その時、弁護人以外に誰か同席していましたか。
  H医師 1回目は同席者がいました。
  検察 なるほど2回面会しているのですね。面会は証人から申し出たのですか、弁護人からですか。
  H医師 弁護士さんの方から。
  検察 1回目の時に同席したのは誰ですか。
  H医師 産婦人科のY先生です。
  検察 それはどのような人ですか。
  H医師 福島医大の助教授です。
  検察 その方からは何か話がありましたか。
  H医師 何かと言いますと?
  検察 確認しますが、Y先生は福島県立医大の何科の医師ですか。
  H医師 産婦人科です。

これだけ聞くと公判前に弁護側が圧力をかけたかのようだ。
しかし

  裁判長 今回証言するにあたって、検察官と打ち合わせはしなかったのですか。
  H医師 しました。
  裁判長 その時、調書との食い違いは指摘されなかったのですか。
  H医師 指摘は受けました。
  裁判長 指摘を受けたとは、どういうことですか。
  H医師 こう喋りましたね、と言われました。正直記憶がないので、そう書いてあるのならそうなんでしょうね、と言いました。
  裁判長 訂正したいところは特に無かったと。
  H医師 本当にそう言ったのか記憶が曖昧なので、絶対に間違っているとも言えませんでした。

なんのことはない。
検察側だって、調書の内容を覆されないよう圧力をかけていたのだ。


*以後は(2)へ続く。

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コメント

毎回、遠くまで、そしてロングラン法廷お疲れ様でした。

録音されていたのではなかったのですね?
おー、すごっ!!と、
引っ繰り返りそうになりました。

レポート楽しみにしております。

 傍聴ご苦労様でした。
 被告人席にいても、傍聴席にいても、その目的によって傍聴メモの取り方は変わってくると思います。
 被告人としては、後に公判調書が手にはいるので、メモは「何が証言されたか。」よりも、「リアルタイムでその時に何を考えたか。」を記録します。
 一方、「公判調書」ばりに、その公判で何が証言されたかのみを記録することが目的であれば、耳から聞こえてきた証言を機械的にメモすることになります。これが、事務局のM医師とH氏のやり方なのでしょう。勿論、相当の能力を要すると思います。
 また、傍聴人として、「傍聴記」を書こうと思っている場合は、そこで何が証言されたかと同時に、、「リアルタイムでその時に見聞きした印象や何を考えたか。」も記録するとよいと思います。公判の様子を傍聴者のフィルターを通して文章にするわけですから、その公判のキモについて見聞きし考えたことをメモする必要があると思います。
 いわゆる「レペタ裁判」によって傍聴席でメモがとれるようになったのは、結構最近のようです。(ブログ「大野病院事件の傍聴メモができたのも「先生」のおかげ カウントダウン7 http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/cat3889615/index.html 参照)
それ以前の記者さん達が公判を報道するのはさぞかし大変だったでしょう。

録音のくだり、思わずニヤリとしてしまいました。事務局HPの公判記録が”あまりにも”詳細だったからでしょうね。川口さんをはじめ、M先生とHさんに、今回もお疲れさまでしたと申しあげたいです。

傍聴お疲れ様でした。
医学的内容が多いので、大変だったでしょう。


>真木様
コメントありがとうございます。
事務局の方々に依存しきっていたため
確定まで、こんなに時間がかかってしまいました。
きちんと書かねばと
反省しております。


>紫色の顔の友達を助けたい先生
コメントありがとうございいます。
大変勉強になります。
鋭意(2)も早急に完成させます。


>Teapot先生
コメントありがとうございます。
傍聴しているだけでもこんなに疲れるのだから
当事者はさぞやと同情してしまいます。


>Dr.I先生
コメントありがとうございます。
午前の部はまだ良かったのですが
午後の部は本当に「医学的内容が多」くて
耳には入っていても手が動かなくて大変でした。

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