緩和医療の奥深さ

投稿者: | 投稿日時: 2007年04月23日 17:55

SkyPerfecTV!医療福祉チャンネル774
「ベストセラピー」という番組がはじまりました。

先日収録した第2回は「がん~もう治らないと言われたときの選択~」というタイトルで、
緩和医療についてのディスカッション。

非常に有意義な内容だったのですが、中でもとくに、

戸田中央総合病院の緩和治療科を立ち上げ
長年にわたり緩和の現場にいた小野充一先生(早稲田大学大学院教授)が、
「がんの緩和医療の対象は、
患者さんと、ご家族と、医療者の三者すべてなんです。
患者さんが亡くなった後、残された者が癒されて、再スタートを切ることができて、
それではじめてゴールにたどりつくんです」
とおっしゃった言葉が印象深く、強く心に残りました。

目の前の患者さんを治すだけでなく、
いわゆる緩和=痛みを取り除く、死を看取る・・・までは当然「医療」だと思っていましたが、
残された方の癒しまでをきちんと見届けるのも「医療」の役割であるとは、
さすがにそこまでは医療に期待していませんでした。

医師本人からその言葉を聞き、とても頼もしい気がします。
目から鱗であると同時に、医療の奥深さをまたひとつ知りました。

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コメント

はじめまして。10年目の看護師です。いつもブログ拝見させていただいております。初めてのコメントでこのようなぶしつけなお願い事をさせていただく失礼をどうかお許しください。私は緩和ケアの一環で入院患者様にアロマテラピーの導入をめざし、日々活動しております。それにさきがけて、アンケートを作成いたしました。http://enq-maker.com/13Ue-kX もしよろしければ、率直なご意見をお聞かせください。

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